Order21. 壁
<廃墟・地下一階>
拷問のせいで想像以上に血を流していたせいか、グレイの足取りは重い。天井から鳴り響く銃声と罵声の数々が特殊部隊にいた彼の過去の記憶を呼び覚まし、視界が不安定な状態になりながらIMI社製短機関銃UZIのグリップと銃身を握った。銃口を進行方向に向けつつゆっくりと歩みを進め、左右に分かれた分岐路にたどり着く。右側の壁に背をもたれつつ、反対方向に銃口を向け誰もいない事を確認した後彼は壁の向こう側へ視線を傾けた。
「やべっ……! 」
武装を固めた数人の構成員たちがいた事を即座に察知し、身体を隠れさせる。呼吸を整え、気配を遮断しながら近づいてくる足音に耳を傾けた。そして迫ってきた足音が止まった瞬間にグレイは壁の外へと身を乗り出し、姿を現したマチェーテの錆びた刃がグレイの視界に入る。振り下ろされた茶色混じりの30㎝長の刃をUZIで受け止めるも、彼の手から短機関銃が音を立てて地面に落ちた。
「逃げようとしてんじゃねぇぞ! 色男ぉっ! 」
「けっ、来るなら来いっての」
腰のベルトに差していたアメリカ銃器メーカー・コルト社の自動拳銃 ダブルイーグルのグリップを握り、45口径弾の鉛玉が銃口から発射される寸前にグレイの眼前にマチェットの長大な刀身が伸びる。伸ばした右手を引っ込めるが、人差し指がトリガーに掛かっていたせいか.45ACP弾が天井のパイプに当たり、内部の気体が目の前の男に降りかかった。高温のものであったのかみるみるうちに彼の両手と顔が真っ赤に腫れ上がっていき、奥に立っていた二人も同じような鉈を手にしており、その光景を見るなりグレイの元へと襲い掛かって来た。
「危ねぇっ!? 」
眼前に迫った右側の男からの刃を肉薄し、身体を逸らして側転をしながら後方へ飛び退く。続けざまにやって来たマチェットの刃へ向けてダブルイーグルのスライドを前後させ、凶刃を挟み込んだ。身動きが取れない男に対してグレイは拳銃から手を放し、がら空きになっていた鳩尾に肘を打ち込んでから勢いの付いた裏拳を鼻柱に食わらせる。その拍子に男が手を放したマチェットの柄を握り締め、そのまま下腹部に突き刺した。
「ハン!! てめぇっ!! 」
腹から鉄の刃が突き刺さった男を蹴り飛ばして地面に叩きつけたのち、最後の一人となった見張りへ視線を向ける。ズボンのポケットに忍ばせていたナイフを取り出し、逆手に持ちながら胸の前に構えた。対する最後の男も同じようにして手にしていたマチェットの切っ先を下げ、いつでも反撃の態勢が取れるようにグレイと視線を交わす。銃声や爆発音が鳴り響いているのにも関わらず、二人の身体は微動だにしていない。グレイは視線の先に立ちはだかる男を見据えながら、揺れ動いていた意識を整えようと鼻から息を吐く。そして再び全意識を眼前の彼に向けたグレイの視界には、勢いを纏った男が鬼の形相と共にグレイに斬りかかろうとしている光景が映った。
「ッ! 」
右手に握っていたナイフを突き出し、真正面から振り下ろされたマチェットの刃を辛うじて受け止める。手のひらに電流が走ったかのような痺れを無視して、男の脇腹に裏拳を叩き込む。その後、彼が手にしていた凶器をはたき落とし、地面に落とさせると柄の部分を足の裏で捉えて向こう側へと追いやった。
「ふッ」
「ぐぅっ……! 」
武器を奪ったグレイに襲い掛かって来たのは掌底。辛うじて避けたものの顎に男の手のひらが掠り、彼の視界は揺らぐ。よろめきかけた景色を戻す間もなく男からの次の一撃を食らい、グレイの身体は地面に叩きつけられた。拷問の傷の痛みが身体中に響き、彼は頭を左右に振って意識を呼び覚ます。彼の視界には男の右足の裏が映っており、首を左方に動かして踏み潰しを間一髪で避けた。素早く立ち上がってナイフの切っ先を突き出すも、グレイの手首に強い衝撃が走り思わず武器を落としてしまう。
「まず……ッ! 」
そのまま右ひざに蹴りを入れられ彼の身体は再び地面に叩きつけられた。馬乗りになるように男の姿は腹部の上に在り、グレイの首に手を掛けている。次第に身体中から酸素が薄れていく。首に掛かった手の力が強まっていく度、目に映っていた景色が霞んでいった。首を絞められている彼の脳裏には過去の記憶は蘇っていく。陸軍に初めて所属した時の事や、特殊部隊での初任務。そして、何よりも強く残っていたのは――自分に笑顔を見せた、一人の男性の姿だった。
「んなろォッ!! 」
抑えつけられていた状態から右足を伸ばし、男の後頭部目掛けて打点の高い蹴りを叩き込む。絞める強さが弱まったと同時にグレイは男の胸倉を掴み、引き寄せるような形で前頭部を地面に叩きつけた。鼻の折れる音が床に響いたと思うと、そのまま股間に膝蹴りを見舞う。
「うごォッ……」
男性の急所ともいえる部分に打撃を食らうのは想像を絶する痛みであろう、内心顔を顰めつつ地面でうずくまっていた目の前の敵を退かしながら立ち上がると止めを刺すように喉仏へ掌底を食らわせた。酸素の漏れる音が口から聞こえ、その場に落ちていたフォールディングナイフを拾い上げて男の頭に突き立てる。刺さった刃を捻り、身体を大きく震わせながら死んでいく敵と目を合わせた。多量の血液を口から流し、瞳から生気が失われていく様子を目の当たりにしたグレイは荒げた呼吸を整えるように廊下の壁に寄りかかる。
「はァッ……! はァッ……! 」
身体中が酸素を欲しているのが本能的に理解できた。肩を上下させながら天井を見上げ、銃声と爆音が周囲に響いていく様子を一瞥する。そんな中、再び足音が彼の元へ近づいてくるのを感じ取った。自嘲するように口角を吊り上げ、身体中に出来上がった傷から血が溢れていくのを察知するとグレイは出来上がった3体の死体を漁り始める。そのうちの一つから中国製の煙草とライターを見つけると、鼻で笑いながら箱から一本の巻き煙草を取り出した。
「俺も年貢の納め時か……」
普段と違う煙草の風味が彼の口の中に広がる。得も言われぬ嫌悪感と倦怠感をその身に纏いながら、グレイはもたれかかっていた壁から立ち上がって地面に落ちていたUZI短機関銃を手に取った。グリップエンドから伸びていた弾倉を抜き取り、その先に視線を落とすと9㎜パラベラム弾が全て装填されていることを確認する。マグを収め、銃身の上に設置されていたボルトハンドルを手前に引くとアイアンサイトを覗き込むような体制で廊下を再び歩き始めた。壁の向こう側にいる足音の存在に細心の注意を払いながら、グレイはその音の主へ向けて銃口を向ける。
「わっ! わわぁっ!? 撃たないでくださぁい!? 」
「ソフィア!? お前……」
黒一色の装備で固めた彼の助手、ソフィア・エヴァンスがグレイの前に現れた。何度も危機的な状況に陥ったのであろう、彼女の額や頬には多量の汗が伝っている。手にしていたUZIの銃口を下げ、ゆっくりと彼女の頭に手を伸ばした。
「……ありがとうな。もしやルーベンの連中と一緒か? 」
「あ……は、はい。でも、どうしてそれを……」
「あいつには依頼完遂後の身柄保障を約束してある。この爆発音はその助っ人やらのものだろう? 」
彼女を安心させるかのように不敵な笑みを見せ、グレイはソフィアの頭から手を放すとその場に座り込む。拷問の際の傷がまだ癒えていない上にようやく信頼できる仲間と合流できた事で、彼の身体は警鐘を鳴らしていた。ソフィアの肩を借りながら壁に凭れ掛かり、上半身に纏っていた白シャツを脱ぐと彼女から応急処置の簡易キットを受け取る。プラスチック製の箱を開け、左腕に真新しいガーゼとテープで銃創を覆うと消毒された白い包帯を巻いた。次にもう一枚の布を取り出し、その上に消毒液を濡らすと口にできた傷と胸の上に刻まれた裂傷に当てていく。
「いってーぇっ!! クソッタレ、あいつら見境なくボコスカ殴りやがって……」
「ごめんなさい……もっと早く駆けつけてれば……」
「なぁに、お前が謝る事じゃない。でも良く冷静に対処できた、俺も鼻が高いさ。良くやってくれたな、本当に助かった」
照れ顔を隠す為にグレイの前に座っていたソフィアは彼に服を突き出すなりそっぽを向いてしまった。素直じゃないな、と笑みを浮かべながら差し出されたシャツに腕を通す。身体中がまだ痛むが、傷をそのまま放置しておくよりかはマシだろうとグレイは自身に発破を掛けた。傍に置いたUZIを拾い上げ、一階へと続く階段へと視線を移す。
「……フランクさんですか? 今こっちはグレイさんと合流できました。そちらの状況は? ……はい、分かりました」
耳に装着していた無線インカムを操作して誰かと話すソフィアを一瞥し、グレイは錆びた鉄製の階段を上がっていく。彼の背後をソフィアが追従していく形をとった二人は、夕日が差し込んでいる階段の奥へと消えていった。
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<廃墟・1階>
階段を上がった先には死屍累々とした光景が広がっていた。銃弾に片手を抉られ息も絶え絶えになっている白人の男性や、身体中に無数の銃創が出来上がって口から血を垂れ流しているアジア系の構成員。彼らが一階に到達する少し前から轟音と銃声は鳴り止んでおり、爆発で舞い上がった砂埃がグレイの視界を遮っている。周囲に誰もいない事を確認してから地面に転がっていた死体からロシアの名自動小銃AK-47のウッドストックを掴み取り、その弾倉を引き抜いた。おそらく引き金を引く前にこの銃の持ち主は死んだのであろう、マグには7.62×39㎜弾が全て装填されている。マガジンキャッチのレバーを抑えながらバナナのように曲がった弾倉を滑り込ませた後、ボルトハンドルを手前に引いた。長さのある39㎜弾がチャンバーへ装填された心地良い音を耳に入れながら、グレイは一階の倉庫になっている区画をゆっくりと歩き始める。
「……グレイさん。協力者であるフランクさんから言伝です。同じ一階にいるので合流したい、と」
「分かった。今地下区画から上がって倉庫にいると伝えてほしい」
ソフィアが首肯する様子を横目に、区画内に放置されたコンテナの陰に身を寄せた。彼の背後で小声で話している彼女の存在を感じ取りながら、グレイはコンテナの外へ視線を移す。所々開いた壁の穴から夕日が差し込み、その光に照らされた埃が煌々と光を放っていた。誰もいない事を目視し、AK47のトリガーガードに右人差し指を掛けて左手でハンドガードを握りながら身を屈めて廃材の陰へと隠れる。
「……ッ! 」
誰かが同じフロアにいる。グレイの本能が確かに、そう告げている。ソフィアと離れ離れになっていない事を確認し、再び廃材の向こう側へAK47の銃口を向けながらクリアリングを行なった。その時、この区画に同じく放置されていた廃棄機械から絶大な殺気を感じ取る。その方向へ銃口を向けた瞬間、彼の身体に強い衝撃が走った。手にしていた小銃が砂の地面に叩き落とされた後、拳銃の黒い銃口が視界を覆う。首を逸らして迫り来る弾丸を本能的に躱すも、火薬の爆発によって引き起こされた耳鳴りによって意識が動転してしまった。
「グレイさんッ! 」
ソフィアが隠れていた方向から軽い炸裂音が聞こえるも、グレイの目の前にいた刺客に当たった様子はない。だが彼から引き剥がすのは十分すぎるほどの攻撃であったのか、揺れ動いていた視界から黒い服の男は消えていた。だが男が逃げる際に手にしていた拳銃の引き金を引いていたのか、女性の悲鳴が聞こえる。
「ッ!? ソフィア!? 」
一瞬にして意識を取り戻し、彼はソフィアの元へ駆けつけた。左腕部分に深紅の血で染まった銃創が出来上がっており、彼女の着ていた黒いブラウスが見る見るうちに赤に染まっていく。初めての銃撃を受けたことにショックを隠し切れないのか、ソフィアの表情は少し青ざめていた。
「おい! 大丈夫だ、傷は浅い! 死ぬほどのもんじゃねぇ! 」
「ぐ、グレイ……さん……私……撃たれて……! 」
「大丈夫だ! だからそれ以上喋るな! 」
ブラウスの袖を捲って銃創に視線を落とし、彼が先ほど使った応急キットの箱から包帯を取り出す。ソフィアを安心させるようにグレイは小声で大丈夫だと呟き続け、ガーゼで傷を覆ってから包帯を巻きつけていく。その際、傷口に布が触れてしまったせいか彼女の口から苦悶の声が漏れた。そして包帯を巻き終えた瞬間、彼の背後から金属音が聞こえる。グレイはゆっくりと両手を上げ、後ろに立つ男へ口を開いた。
「……よう、シン・ロンレン。さっきぶりじゃねぇか」
「お前の死に顔を拝むまで死に切れんさ。それよりも中々凝った戦略だったな、アールグレイ・ハウンド。まさか自らを囮にして私を嵌めようとしたとは」
「そんなつもりはねぇよ。偶然か、それとも神様の気まぐれってやつさ」
不敵な笑みを浮かべながら、男――シンの視界を遮るようにグレイは立ち上がる。彼の前で地に伏しているソフィアへ向けて右目だけを開閉させると、自身の後頭部に突き付けられていた自動拳銃の銃口を隠し持っていたフォールディングナイフで無理やり反らした。自身の頬を掠った9㎜弾を気にも留めず、グレイはシンとの距離を詰める。拳銃を持っている右腕へ向けてナイフを突き立てようとするも、シンの手刀が柄を握る彼の右手に命中し刃の軌道が逸らされた。銃口を再び対面する事になったグレイはすかさず右肘を掴んで彼の身体を背負う態勢を取り、その勢いのまま地面に叩きつける。
「――あァッ! 」
グレイの咆哮と共にシンの握っていた拳銃は宙を舞い、そのまま倉庫の奥へと消えていった。視線を目の前に戻した先に映ったのはコールドスチール社製のプッシュダガー・GXプッシュブレードIであり、黒く短い刀身がグレイの右頬を掠める。彼はシンから距離を取り、ナイフを逆手に構え戻した。互いに睨み合い、空間を詰めていく。
「……なぜ、ロレイン様が殺される必要があったのだ」
「知らねぇよ。俺はただ依頼されただけだ。誰かにとってあいつの存在が邪魔だったんだろう」
挑発を誘うようにグレイは不敵な笑みを浮かべ、シンの先制攻撃を誘発する。しかし彼もそれほど安い男ではないのか、冷静さを保つように鋭い視線をグレイに向けるのみだった。隙を見せないように左右へ足を進めながら、ナイフの切っ先をシンに向ける。
「いかにあの女が偉大な人物だったかは知らねぇよ。俺は生きる為に殺した、ただそれだけだ」
「貴様……! 信念や忠誠心はないのかッ!! 」
突き出されたプッシュダガーの刃を逸らし、シンの顔面の真ん中に肘鉄を見舞った。鼻っ柱が凹む感覚と固い棒状の物を折ったような感触が肘を伝って腕全体に響き、グレイの白いシャツの袖に返り血の赤いシミが付く。
「無いね。そんなもん、とっくの昔に失くしちまった」
フェイントとして突き出された拳を左腕で防ぎ、シン目掛けて右手の中のナイフを振り下ろそうとした。プッシュダガーとフォールディングナイフの刃が交差し、鋼が擦り切れた特有の嫌な摩擦音が鳴り響く。その鍔迫り合いを弾き、グレイは逆手に持った刃をシンの胸目掛けて突き立てた。だが同じようにシンもダガーを握る左拳をグレイの腹部へ突き出しており、両者の着ていた服が鮮血の赤に染まっていく。口から溢れ出る血液を抑えられず、唇の間から赤黒い液体が漏れた。
「死ねっ……! アール……グレイ……ッ! 」
だがシンの力の方が強く、グレイの身体はそのまま地面に叩きつけられプッシュダガーが更に彼の腹部を抉っていく。腹の中に熱い鉄板を押し込まれたような激痛が彼の神経を伝い。苦痛に顔を歪ませた。そしてシンの空いた手がグレイの首に掛けられ、呼吸をさせないように絞まっていくのを感じる。裂傷と絞首による殺意に満ちた二段構えの攻撃にグレイの意識は段々と遠のいていった。
「がっ……ごッ……! 」
必死に抜け出そうともがくもシンからの拘束が弱まる事は無い。むしろ暴れる度に彼を抑えつける力が強まっていき、グレイはシンの視線と合わせる。その時だった、乾いた炸裂音がこの区画全体に響いたのは。彼の眼前にいたシンの目が見開かれ、液体が自身の腹部に滴り落ちる様子を感じ取った。音の聞こえた方向へゆっくりと顔を上げると、そこには肩で息をしながらH&K社製の自動拳銃 P2000を向けるソフィアの姿が映る。
「あ……! あぁ……! 」
「ソフィア……お前……」
「き、さま……ッ!! 」
P2000の銃口から煙が上がっているのを見るに、今の銃撃音は彼女のものだとグレイは確信した。死んでこそはいないが既に虫の息であるシンの身体を退かし、震える彼女の隣に立つ。まるで銃の玩具を持った子供のように拳銃を握るソフィアの傍まで歩み寄る。
「……ソフィア。やれるか? 」
「う、腕が、震え、て……照準が……」
トラウマのせいであろう、人を撃ったことに対して彼女は人一倍の恐怖を覚えていた。そんなソフィアの落ち着きを取り戻させるように、グレイは彼女の両腕を優しく包み込む。銃口の先に映るのは、シンが多量の血を流して地に伏す姿だった。生きようと必死にもがくその姿は、まるで、自分を映しているかのようで。一瞬彼の腕に躊躇いが宿った。"信念や忠誠心はないのか"という問いに対して、少なからずグレイは動揺を感じていたから。
「――俺が支えてやる。深呼吸をしろ、意識を目標だけに集中させろ、引き金の重さを忘れるな――」
かつて自分が恩師に言われた言葉。それをグレイは、彼の腕の中にいる助手へ告げる。
「アー……ルグレ……イ……ッ!!! 」
恨みの籠ったシンの表情を一瞥し、ソフィアの腕をグレイは支え続ける。その後、倉庫内に乾いた銃声が鳴り響いた。




