天使と共にあらんことを
ふわっとした柔らかな幼児特有の毛質。
その色は夜空のように輝いて。
ツヤツヤのほっぺは薄紅色に色づいて美味しそう。
そして、大きなエメラルドの瞳。
その瞳がワタシを捉えて離さない。
「コホン」
マーサーの咳がワタシを正気に返らせた。
「おはよう、ミリエル」
目線を合わせて、ゆっくり笑顔でご挨拶。
ミリエルもワタシを見て、にぱーっと笑ってくれた。
嬉しい。なんて良い日だ。
ミリエルは朝ごはんを乳母に食べさせてもらってるみたい。流石に子育ての経験はないっぽいワタシの前世の記憶。とりあえず今世では弟のお世話はしてたけど、マーサがメインだったので本日よりしばらくは乳母のお世話見学をさせてもらうことにしている。
あ、旦那様は契約婚なんだからいつも一緒にいなくて良いよね。
お仕事も忙しそうだし、後でお話すればね。
ミリエルの母兼正式な場でのパートナーで、みたいな契約でしたもんね。
あー、それにしてもミリエルカワイイ。
新しい家令に侍女長もなかなかできる人っぽい。
これまでがきっとおかしかったのよね。
侍女長もお部屋は気になってたみたい。でも、自分から言うのはどうかと思ってたよう。
これからは報連相が大事よね。
あっという間にお部屋の環境は整いました。
お部屋には絨毯引いてもらってその上に洗えるカバーをつけてもらいました。
柔らかそうなクッションに枕も完備。
口に入れても大丈夫そうな手に持てそうなおもちゃが欲しいわね。
あと、あの、振ったら音の鳴るおもちゃってあるのかしらね。
なければ、侯爵家の財力とコネで何とかならないのかしら。
食事も終わったミリエルとお別れしてワタシも朝食を頂きますわよ。
今日も、旦那様におもちゃのお願いしなくちゃね。
あと、どれだけミリエルがカワイイかも伝えなきゃー。
お読みいただきありがとうございます。
改めて、この作品を★で評価していただけると嬉しいです。ブクマもお願いいたします。
明日も10時に投稿予定です。よろしくお願いします。




