え…まさか
たったの1週間ですよ。
その1週間で、これらを
全てを片付けてこられましたのですか?
うーん、なかなか優秀な旦那様なのですね。
本当に、これまでのポンコツぶりが嘘のようですね。
(あら、 失礼いたしました)
そこからはあっという間の出来事です。
そうして、ワタシは
この1週間で準備をすませて
少ない荷物と共に、家族と別れをすませました。
何だかワタシは子牛のようにドナドナされて
遠い地へと、旅立って行きました。
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ねぇ、マーサ。
私は嫌われ者なんでしょうか?
弟と違って器量も頭も悪い姉。
それがワタシなのよね。
弟が生まれて亡くなったお母様。
そこから、自暴自棄になってしまったお父様。
幼いながらも、必死で自領を切り盛りしたのはワタシだったはず。
毎日が必死でね。やっとの思いで弟を育て上げたのに。
その挙げ句の、行き遅れ娘ではあるけれどもワタシは初婚よ。
それが、後妻。しかも子持ち。
嗚呼…やっと
やっとお父様が仕事をしてくださるようになったのにね。
そのついでのように
ワタシ、売り払われたのかしら…
自領の切り盛りで忙しくしていて
その上での大嵐被害。
麦畑が水浸しになり、
領地の家屋も流されてしまったあの日。
それから、領民たちと必死で立て直した毎日。
毎日毎日、本当に必死だった。
挙げ句
学校にも行けず…
婚活さえできなかったワタシ。
そんなワタシがこのまま 幸せに、
なれるのかしら。
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そんなワタシが子牛のように馬車に乗ってドナドナされて行った先は…
かの領地侯爵家の領地のお屋敷。
その大きなお屋敷に大分不貞腐れたワタシが辿り着きました、とさ。
何だか納得いかないよ…




