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義母って、もはや 詰んでます?  作者: 美麗
第四章 最終章 現在地 

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これからに向かって side侯爵

子爵令嬢アニータの考案した音の鳴る縫いぐるみは新たなシリーズを作りまた、顧客の購買意欲を上向かせた。そこで、早めに籍だけ入れた。そうして彼女の口座を作り、彼女自身の資産を増やしていくことにした。

どうやら婚約前に話をした彼女の父親は、家を支えた彼女に感謝よりも鬱陶しさを感じているようだった。

家の仕事に手を付けなかったのは自分だろうに。

彼女の資産が家に流れるのは、私から見てもどうかと思う。

もちろん、彼女が自分で弟やミリエルに何か贈るのは構わないと思う。

でも、当たり前のように実家に仕送りをする必要はない。


だから、彼女は自由にお金を使うべきだ。


そうして、彼女は次のアイデアを私に持ってくる。


嬉しそうに笑いながら。


契約だけの妻のつもりだった。なのにこんなに頼ってしまう。ミリエルの世話も積極的にしてくれている。

本当にありがたい。


そうして、彼女と共にいる時間が増えると彼女のことをつい考えてしまう。

籍を入れたこともあり、周りからはついに夫婦になったと言われている。

そのからかいに私は曖昧に微笑むことにしている。


理想の女性…なのかもしれない。

だが、彼女に敬愛以上の感情はなぜだか感じない。

彼女からも愛情は全く感じない。

むしろ、同志的な。

むしろ、仲間的な。


なんと表現してよいのか分からない。

だが、付き合いやすいミリエルを間に挟んだ同志であるんだ。


誰かを好きになることが良く分からなかった私が、ミリエルを愛しいと思えるようになった。

そして、ミリエルを共に育てる仲間が見つかった。


それだけで充分なんじゃないだろうか。


ほら、またアニータの足音がしている。

また、何か思いついたのかな?

それとも、ミリエルの報告かな?


彼女の訪れは私の幸せを運んでくれる伝説の青い鳥のようだ。




今週中には完結予定です。

ぜひ、★で評価していただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

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