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義母って、もはや 詰んでます?  作者: 美麗
第三章 前世って…

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そして、過ぎゆく日々の中

残酷表現があります。ご注意ください。

楽しいと思える日々を過ごすことができた。

好きだと思える人ができた。

ワタシがここにいても良いと思えるようになれた。


今、ワタシは幸せだ。


仕事が忙しい。

友人が優しい。

好きなものが手にはいる。


ワタシを受け入れてもらえる。


だから、こんな毎日が続くなんて思ってしまったんだ。

仕事の帰りにご飯に行って

新しい知識をみんなで仕入れて

ワタシも仲間に入れてもらえて

毎日笑えて

毎日忙しくて


こんな毎日が続くなんて

そんな訳なかったのに…


その頃、ワタシにはワタシにとっての親友ができた。


ワタシは男らしく生きたいと思っていない

かと言って、女性になりたい訳ではない

好きなものを着て好きな髪型をしたいだけ

恋愛的な感情は良く分からない…


それでも、彼女はワタシの話を聞いてくれた。

一緒に過ごしてくれた。


買い物に食事。

遊園地に行ったり、映画を観たり。


でもね、彼女には元カレがいたの。

もちろんそこが問題なのではなくて…

別れてから、付きまとわれていたの。


もちろん、警察に相談してね対処はしてもらっていたの。ワタシは外見的には彼氏には見えなかったのかな。

ワタシといる時は割と平和だった。


でも、どんどんヤツが歯止めが効かなくなってきたのね。警察の見回りを増やしてもらっても、24時間は見てもらえない。

彼女は追い詰められていったの。

ついに、彼女が仕事をやめて引っ越しをしようとしている時後ろにヤツがいた。

歩道橋の上。

光るナイフ。


とっさに彼女をかばってワタシにナイフが刺さった。

深く、刺さった。ヤツは抜いたナイフを持って呆然としている。

崩れ落ちるワタシの身体。

コイツだけは、絶対に許さない。死んでも許さない。

ヤツを掴んで、一緒に歩道橋から落ちた。落ちながら最後の力で揉み合うように見せながらヤツの胸を刺した。

これ以上、彼女に付きまとうことは許さない。


歩道橋の下に落ちた時、既にヤツの息はなかった。

良かった。

ヤツを残さなくて。


泣きながら彼女がワタシの名前を呼んでいる。

遠くから救急車の音がする。

ごめんね、そんなに泣かせてしまって…

でも、もう思い残すことはないわ。


嗚呼、ワタシ

彼女のことが好きだったのかもしれない。

最期にこれだけ伝えなきゃ。


「泣かないで…

 ワタシと友達になってくれて

 ありがとう」




それでも、ワタシに後悔はありません

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