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『平成ギャルが公爵令嬢に転生したら、貴族社会がマジでだるすぎた件』  作者: qp46


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63/68

62話 国祭開幕っしょ!!!

王都


国祭当日


「うわぁぁぁ人ヤバっ!!」


りなが王城前広場で固まった


人。


人。


人。


見渡す限り人だった


「他国の方々も到着しております」


ベルモンドが静かに告げる


「規模バグってない?」


「陛下が“盛大にやる”と仰いましたので」


「やっぱあの王様ノリで国動かしてるよね?」


◇◇◇


「レティシア様!!」


フィリアが走ってくる


今日は気合い入りまくりだった


髪も服もめちゃくちゃ盛られている


「どうですか!?」


「盛れてる盛れてる!」


「えへへ♪」


その後ろでは。


「国祭限定スイーツです!」


「映えドリンクこちらですー!」


既に屋台通りが大盛況だった


◇◇◇


「うわぁ……」


他国貴族達が固まっていた


「なんだこの祭は……」


「王族が接客しているぞ……?」


「メイドが多すぎる……」


「写真を撮っている!?」


完全に情報量で殴っていた


◇◇◇


「いらっしゃいませ〜♪」


オリヴィア王妃が笑顔で手を振る


「国祭を楽しんでくださいね〜♪」


「王妃自ら接客してる!?」


「レティシアちゃん、

 追加の衣装届いたわよ〜!」


「まだ増えるんすか!?」


◇◇◇


「東通路混雑してます!」


「列整理急げ!」


騎士達が慌ただしく動く


その中心で。


「人の流れを止めるな」


レオン様が静かに指示を飛ばしていた


「屋台列を左右へ分散」


「中央を空けろ」


「……はい!!」


騎士達が即座に動く


「レオン様ガチ有能だ……」


りなが引いていた


◇◇◇


「レティシア!!」


ルーク様が走ってくる


「大変だ!」


「嫌な予感しかしないんすけど」


「お化け屋敷、

 泣く奴続出!!」


「成功してんじゃん」


「あと騎士団長が腰抜かした!」


「何してんすかあの人達!?」


◇◇◇


王城内


「きゃぁぁぁぁ!!」


悲鳴。


絶叫。


爆笑。


お化け屋敷班、

本気だった


「魔法使うなって言ったよね!?」


「リアリティ大事かと!」


「方向性間違ってんのよ!!」


◇◇◇


その頃。


「セレスティア様ぁぁぁ!!」


聖教国の使者達が固まっていた


「なぜメイド服を……!?」


「これは……その……」


セレスティアが目を逸らす


フィリアが嬉しそうに笑った


「とても似合っております!」


「着せたんだなお前」


◇◇◇


「レティシア様!」


エミリアが駆け寄ってくる


「そろそろ時間です」


「え」


「ライブです」


沈黙


「……マジかぁ」


◇◇◇


王城特設ステージ


大量の人。


王都中の視線が集まっていた


「うわっ」


りなが固まる


「人エグ……」


「今さらビビってんのか?」


ルーク様が笑う


ドラムスティックを回していた


「ルーク様は緊張しないんすか」


「祭りだぞ?」


「理由になってないんだよなぁ」


◇◇◇


レオン様がギターを肩へ掛ける


フィリアが緊張した顔で鍵盤へ座る


エミリアが静かにベースを構えた


「レティシア」


レオン様が小さく言う


「始めるぞ」


その瞬間。


歓声が響いた


「「「うおおおおおお!!!」」」


りなが笑う


「……よし」


マイクを握る


「国祭!!」


一歩前へ出た


「最後まで盛り上がってこーぜ!!」


王都が揺れた。

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