60話 国祭!!!!
公爵家
いつもの茶会
今日はフィリア
エミリア
そしてセレスティアもいた
「……また普通にいるね?」
りながジト目になる
セレスティアは静かにケーキを食べていた
「聖教国では甘味を控えているので、
こういう時に食べておかないといけないのです」
「言い訳が雑!」
フィリアが嬉しそうに笑う
「もう仲良しです!」
「違います!!」
◇◇◇
「文化祭やりて〜」
りなが突然呟いた
「ぶんかさい?」
フィリアが首を傾げる
「まぁ、あるわけないよね〜」
りなが頷く
「どういうものなのですか?」
「簡単に言うと!」
りなが机を叩く
「みんなで準備して!」
「みんなで盛り上がって!」
「終わったあと、
ちょっと寂しくなるイベント!」
沈黙
「……エモいですわ」
フィリアが目を潤ませた
「まだ始まってもいませんよ?」
◇◇◇
「でね!」
りなのテンションが上がっていく
「屋台とかやるの!」
「食べ物売ったり!」
「ゲームしたり!」
「ステージやったり!」
「好きなこと全部詰め込む感じ!」
フィリアの目がどんどん輝いていく
「楽しそうです!!」
「でしょ!?」
◇◇◇
「つまり」
エミリアが整理する
「祭りと催し物と交流会を混ぜたような感じですか?」
「そんな感じ!」
「しかも準備が青春なんだよね〜」
「せいしゅん」
フィリアが復唱した
「みんなで夜まで準備したり!」
「看板作ったり!」
「なんか失敗したり!」
「完成した瞬間めちゃくちゃテンション上がるの!」
「……やりたいです!!」
フィリアが勢いよく立ち上がった
◇◇◇
数十分後
王城
「文化祭?」
エリック王が首を傾げる
「はい!」
フィリアがキラキラした目で頷いた
「みんなで準備して、
みんなで盛り上がるイベントなのです!」
「ふむ……」
りなが腕を組む
「でも国でやるなら、
文化祭ってより……」
沈黙
「王国文化祭じゃね?」
「おお……!」
フィリアが感動したように目を輝かせる
「略して国祭ですわ!!」
「略すんだ」
◇◇◇
「他国も招待しましょう!」
「規模デカっ」
「我が国の文化を見せつけるのです!」
ルーク様が笑う
「面白そうじゃん!」
「屋台とかやりてぇ!」
「何売る気なんすか」
「ノリ」
「絶対ダメっすね」
◇◇◇
「……ふむ」
エリック王が笑った
「面白い」
周囲が止まる
「王城の一部を開放しよう」
「陛下!?」
「どうせやるなら、
国の祭として盛大にな」
「王国文化祭――国祭」
エリック王が立ち上がる
「この国を見せつけてやろうではないか!」
「「「おおおおお!!!」」」
◇◇◇
「創ちゃん!」
黄金の光。
神々しい紋様。
『創造神スキル起動』
『新規創造候補を解放』
『屋台』
『看板』
『模擬店用品』
『ステージ機材』
『文化祭装飾』
『クラスTシャツ』
「最後だけ急に学園すぎるだろ!?」
次の瞬間。
王城の広間へ、
大量の道具が現れた
「うわぁぁぁ!!」
フィリアが目を輝かせる
「国祭っぽいです!!」
「でしょ?」
りながニヤッと笑う
「――よし」
一歩前へ出る
「国祭準備、
スタートっしょ!!」
「「「おおおおお!!!」」」




