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『平成ギャルが公爵令嬢に転生したら、貴族社会がマジでだるすぎた件』  作者: qp46


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51/68

50話 肌荒れとかマジテンション下がるんだけど!

 いつもの茶会


「……」


 エミリアが、

やたら鏡を気にしていた


「どしたんエミリア」


 りなが首を傾げる


「最近少し、

 肌荒れが……」


 フィリアも覗き込む


「確かに少し乾燥してますね」


「あー」


 りなが近づく


「この世界、

 下地文化終わってるわ」


「したじ?」


「肌守るやつ!」


 沈黙


「ありませんね……」


「終わってんな異世界美容」


   ◇◇◇


「創ちゃん!」


 黄金の光。


 神々しい紋様。


 机の上へ、

淡い魔法陣が広がっていく


 もう誰も驚かない


『創造神スキル起動』


『“盛る前に肌を整えたい”という欲求を確認』


「解像度高っ」


『新規創造候補を解放』


『化粧水』


『乳液』


『美容液』


『化粧下地』


「めっちゃ美容特化だ」


 次の瞬間


 瓶やクリームが、

次々と現れ始めた


「おぉ〜!」


   ◇◇◇


「これが化粧水!」


「これが乳液!」


「あと下地!」


「したじ」


 フィリアが真剣な顔になる


「強そうです」


「バフ系じゃないから」


   ◇◇◇


「まず大事なのは!」


 りなが真顔になる


「盛る前に土台!」


「土台」


「肌死んでたら、

 どんだけ盛っても限界あるから!」


 全員真剣に聞いていた


   ◇◇◇


「では早速」


 エミリアが化粧水をつける


「……おぉ」


「どう?」


「なんか、

 しっとりします」


「っしょ!」


「わたくしもやります!」


 フィリアも参戦する


「冷たっ!?」


「それ気持ちいいやつ」


「すごいです!

 肌がもちもちします!」


「もちもち」


 フィリアが感動していた


   ◇◇◇


 翌日


「あら?」


 オリヴィア王妃が首を傾げる


「フィリア、

 いつもよりお肌に張りがあるわね」


「はい!」


 フィリアが嬉しそうに頷く


「レティシア様に、

 したじというものを教えていただきました!」


「ほう」


 オリヴィア王妃の目が細まる


「したじ、ですか……」


   ◇◇◇


 翌日


「レティシアさん」


「はい?」


 オリヴィア王妃が微笑む


「私にも、

 その“したじ”とやらを施していただけませんか?」


「えっ」


 りなが固まる


「王妃様も?」


「美容に興味のない女性はいないわ」


「了解です!!!」


   ◇◇◇


「……すごいわ」


 オリヴィア王妃が鏡を見る


「肌が全然違う……」


「っしょ!?」


「保湿は正義です!」


 フィリアがドヤ顔だった


「あなた何目線なの」


   ◇◇◇


 数日後


 王都


「聞きました?」


「王妃様がお使いになっている“したじ”」


「肌が若返るとか……!」


「欲しいですわ!!」


「広まるの早っ」


   ◇◇◇


「こちら最新型です!」


「また進化してる!?」


 美容職人達が胸を張る


「香り付き下地です!」


「あと魔石で光ります!」


「なんで毎回光らせたがるの!?」


「こちらは保湿特化版です!」


「進化速度バグってんな!?」


   ◇◇◇


「レティシア嬢」


「ん?」


 エリック王だった


「最近、

 オリヴィアがより美しくなってな」


 りなが瞬きをする


「礼を言おう」


「……へへ」


 りなが少し笑う


「盛るって、

 やっぱ大事っしょ?」

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