41話 その爪、盛りすぎじゃね!?
「レティシア様!!」
フィリアが勢いよく部屋へ飛び込んできた
「大変です!!」
「最近それ多くね?」
「ネイルです!!」
「ネイル?」
数分後
「……は?」
りなが固まる
そこにいた令嬢たち
全員、
爪がおかしかった
「長っっっ!!」
爪
めちゃくちゃ長い
キラキラ
宝石
発光
なんか揺れてるやつまである
「いや待って」
りなが困惑する
「なにこれ」
「最新ネイルです!」
令嬢たちが誇らしげに言った
「最新」
「レティシア様が以前、
“もっと盛れる”とおっしゃっていたので!」
「言ったけど!!」
「職人たちが研究を重ね、
進化しました!!」
「進化の方向おかしくね!?」
「こちらをご覧ください!」
一人の令嬢が爪を掲げる
パァァァッ!!
ネイルが光った
「発光した!?」
「魔石を埋め込んでおります!」
「なんでそんな方向行ったの!?」
「こちらは温度で色が変わります!」
「こちらは属性付与済みです!」
「こちらは自動でラメが動きます!」
「技術力どうなってんの!?」
「あとこちら」
スッ
シャキン!!
爪が伸びた
「変形したぁ!?」
「場面によって長さ変更可能です!」
「いる!?」
「最近では、
“ネイル師”という職業も」
「もう文化として根付き始めてる……」
りなが遠い目をした
「でもさ〜」
りなが令嬢たちを見る
「盛るのはいいんだけど」
超ロング発光ネイルを見る
「日常生活できんのそれ」
沈黙
「……」
一人の令嬢
ティーカップを取ろうとしていた
カチャ
ガシャーン!!
「あ」
「できてねぇじゃん!!」




