40話 聖楚系ギャル爆誕!?
「……」
セレスティアは鏡を見つめていた
白銀の髪
変わらない純白の服
いつもの自分
だが。
「“めっちゃ綺麗”……」
昨日の言葉が頭から離れなかった
◇◇◇
「聖女様」
侍女が頭を下げる
「本日のご予定ですが――」
「……あの」
「はい?」
「“おいる”とは、
なんなのでしょうか」
侍女が固まった
◇◇◇
「レティシア様!」
翌日
フィリアが走ってくる
「聖女様が!」
「ん?」
「来ております!!」
「えっマジ!?」
◇◇◇
「し、失礼します」
部屋へ入ってきたセレスティアは、
昨日と変わらぬ姿だった
だが。
「……ん?」
りなが目を細める
髪。
なんか艶々だった
◇◇◇
「えっ待って」
りなが近づく
「オイル使った!?」
セレスティアが固まる
「な、何故わかったのですか」
「いやめっちゃ変わってる!」
「えっ」
セレスティアが自分の髪を触る
「そ、そうなのですか?」
「うわアガる〜!」
◇◇◇
「あと」
りながじっと見る
「まつ毛長くね?」
「っ」
セレスティアの肩が跳ねた
「え」
「もしかしてちょっとやった?」
「……少しだけ」
「やってんじゃん!!」
◇◇◇
フィリアが目を輝かせる
「聖女様!
ギャル文化に興味が!?」
「ち、違います!」
セレスティアが真っ赤になる
「ただ……」
少し迷う
「綺麗だと、
言っていただけたので」
沈黙
「……うわ」
りながちょっと感動した
「めっちゃ素直じゃん」
◇◇◇
「ですが!」
セレスティアは慌てて言う
「わたくしは、
あのような派手な格好をするつもりはありません!」
「うんうん」
「露出もいたしません!」
「うんうん」
「騒いだりもしません!」
「うんうん」
「ですが」
セレスティアは少しだけ髪を触る
「……綺麗になるのは、
嫌いではありません」
◇◇◇
沈黙
そして。
「それもう清楚系ギャルじゃん」
「せいそけいぎゃる?」
「清楚だけどちゃんと盛る系!」
「も、盛る……」
セレスティアの顔が赤くなる
◇◇◇
「レティシア様!!」
フィリアが興奮していた
「新ジャンルです!!」
「ジャンル扱いなんだ」
その時
ピコン
『聖楚系ギャル爆誕』
「創ちゃんがボケてきた!?」




