38話 マンガ文化、適応早くね?
「レティシア様!」
フィリアが部屋へ飛び込んできた
「街がすごいことになっております!!」
「ん?」
「漫画です!」
レティシア達が街へ行くと
「……うわ」
王都
本屋の前
行列
「新刊入荷してます!!」
「続きはまだですの!?」
「次巻いつ出るんだよ!!」
めちゃくちゃ騒がしい
「流行りすぎじゃね!?」
エミリアも引いていた
◇◇◇
「うわぁぁぁ!!」
ある店から悲鳴
「締切がぁぁぁ!!」
「原稿まだ終わってません!!」
「インク足りねぇ!!」
修羅場だった
「なにあれ」
「人気漫画家の方々ですね」
「もう職業になってんの!?」
◇◇◇
「こちら最新の人気ランキングです」
エミリアが紙を広げる
「一位は少女漫画!」
「やっぱつえ〜」
「二位がバトル!」
「王道だねぇ」
「三位が、
“禁断恋愛もの”だそうです」
「禁断恋愛?」
◇◇◇
「こちらです」
ペラ
『王宮の秘め事♡
レイン王子×騎士マイク』
「……ん?」
沈黙
「これって」
「レオン様とマイルさんですね」
「名前変えただけじゃん!!」
◇◇◇
「ちなみに今、
令嬢界隈で大人気です」
「なんで!?」
「身分差が良いとか」
「知らん文化生まれてる!!」
◇◇◇
「ですが最近は、
さらに派生ジャンルも増えております」
「派生」
「こちらです」
ペラ
『冷酷王子は今日も独占したい』
「王道〜」
ペラ
『転生したら最強魔導師でした』
「もう異世界転生まで!?」
ペラ
『筋肉だけで魔王倒します』
「ジャンル広っ!!」
◇◇◇
「そして今、
密かに人気急上昇なのがこちらです」
「いや嫌な予感すんだけど」
エミリアが一冊差し出す
『レティシア様とフィリア様の秘密の花園♡』
「…………」
「…………」
りなとフィリアが固まる
表紙
レティシアっぽい少女と、
フィリアっぽい少女
背景には花
めちゃくちゃキラキラしていた
「わ、わたしたちですか!?」
「適応早ぇんだよこの世界!!」




