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『平成ギャルが公爵令嬢に転生したら、貴族社会がマジでだるすぎた件』  作者: qp46


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36/68

35話 ギャルの髪色は2色からが本番でしょ?

「……」


 りながフィリアの髪を見つめていた


「?」


「フィリアってさ〜」


「はい!」


「銀髪めっちゃ綺麗だよね」


「ありがとうございます!」


「でも」


 りながニヤッと笑う


「ギャル的にはまだ“一色”なんよ」


 沈黙


「……一色?」


   ◇◇◇


「創ちゃん!」


 ――ブワッ!!


 机へ並ぶ、

大量の液体。


 ピンク


 青


 紫


 赤


 金


 黒


「おぉ……!」


 フィリアが目を輝かせる


「綺麗です!」


「これは?」


「ヘアカラー!」


「髪に色入れるやつ!」


   ◇◇◇


「ですが、

 この世界でも髪色は様々ありますよ?」


 エミリアが首を傾げる


「そうそう」


 りなが頷く


「だから全部変えるんじゃなくて〜」


 ニヤッ


「“混ぜる”の!」


「混ぜる」


   ◇◇◇


「例えば!」


 りながフィリアの銀髪を持ち上げる


「この内側だけピンク!」


「内側だけ!?」


「インナーカラーってやつ!」


「いんなーからー……!」


   ◇◇◇


 数十分後


「おぉぉ……!」


 フィリアが鏡の前で固まる


 銀髪の内側。


 そこだけ、

淡いピンク。


「かわいっ」


「す、すごいです……!」


 髪が揺れるたび、

ちらっと見える。


「全部染めるより、

 チラ見えが盛れるんよ!」


「盛れてます……!」


   ◇◇◇


「エミリアもやる?」


「わ、私は……」


「絶対似合うって!」


   ◇◇◇


「え」


 数十分後


 エミリア。


 茶髪に、

ミルクティーベージュのメッシュ。


「めっちゃオシャレじゃん!」


「わ、私でしょうかこれ……!?」


「急に都会感ある」


「とかいかん」


   ◇◇◇


「ベルモンドもやる?」


「私もですか?」


「白髪なら絶対似合うって!」


   ◇◇◇


「……強っ」


 白髪に、

黒メッシュ。


「なんか急にヴィジュアル系感ある!」


「ゔぃじゅあるけい?」


「雰囲気イケメンってこと!」


「なるほど」


 ベルモンドは納得していた


   ◇◇◇


「レティシア様!」


 フィリアが嬉しそうに髪を揺らす


 ピンクがちらちら見える


「これ楽しいです!」


「っしょ?」


 りなが笑う


「ギャルの髪色は2色からが本番なんよ!」


   ◇◇◇


 翌日


「……え」


 りなが固まる


「戻ってる!?」


 フィリアの髪。


 元通りの銀髪。


「お風呂で落ちました!」


「一日限定!?」


 ピコン


『期間限定仕様』


「ライブかよ!!」

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