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『平成ギャルが公爵令嬢に転生したら、貴族社会がマジでだるすぎた件』  作者: qp46


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29/68

28話 祭りの次の日、マジだるくね?



「……ねむ」


翌朝


 りなは机へ突っ伏していた。


「レティシア様、完全に燃え尽きてますね」


 エミリアがお茶を置く。


「だって昨日ずっと祭りしてたし〜……」


 昨日の夏祭りは、

夜遅くまで大盛り上がりだった。


 屋台


 花火


 神輿


 そして王族総出の祭り運営。


 結果


 国中が妙にテンション高い。


「城下でもかなり話題になっております」


「でしょ〜」


「“来年もやるのか”と皆様盛り上がっていました」


「え、もう恒例化しそう?」


 りなは少し引いた。


   ◇◇◇


 バンッ!!


「レティシア様!!」


 勢いよく扉が開く。


「うおっ」


 フィリアだった。


 だが


「……なんかクマすごくね?」


「寝不足です」


 フィリアはふらふら椅子へ座る。


「レオンお兄様たちが朝まで“祭りの反省会”を……」


「絶対反省してないやつじゃん」


「はい……」


「お父様も混ざっていました」


「王様も!?」


   ◇◇◇


一方その頃


「来年は屋台数を増やすべきでは?」


「神輿ルートの拡張も必要だな」


「射的はもう少し難易度を――」


 会議室では。


 エリック王。


 レオン王子。


 ルーク王子。


 そしてエドワードが真剣な顔で話し合っていた。


「待って」


 りなが遠い目をする。


「ガチ運営会議始まってるんだけど」


「皆様かなり楽しかったようですね」


 エミリアが苦笑した。


   ◇◇◇


「そういえば」


 フィリアがぽつりと呟く。


「昨日、“むっず”という言葉を平民の方々が使っていました」


「え」


「“法被やばい”も聞きました」


「文化感染はっや」


 りなが吹き出す。


「いやでもちょっとうれし〜」


「言葉とは広がるものなのですね……」


「そのうちみんな“マジアゲ”とか言い出すよ」


「それは少し嫌です」


「嫌なんだ」


   ◇◇◇


その時


 ピコン。


 “lean”が鳴る。


「ん?」


 りなが画面を見る。


『疲れた』


「まだ言ってる」


 さらに。


『しばらく休む』


「有給!?」


 フィリアたちが固まった。


「創造神に休暇制度あるんですか!?」


「いや知らんけど……」


 数秒後。


 追加メッセージ。


『祭りは楽しかった』


 りなが少し笑った。


「……ならよかった」


次の瞬間


『でも次はほどほど』


「釘刺されたーー!!」

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