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≪今の俺はまだ知らないが、ラッキースケベな世界への≫ログイン

2024年7月27日 俺はかなり早朝に目を覚ました。

「う‥‥。今、何時だよ。」最新型の電波時計は、AM05:09分を写し出していた。

今日は、大手通信会社の《STT》と大手ゲーム会社《CONY》の共同制作ゲーム《シークレット・データ・プログラム》のサービスが開始される日だ。


そのせいか、昨日いや今日だな。

俺は1時間程の睡眠しか取ってないがあまり眠くはなかった。自分でもよくわからないが、もしかしたら緊張しているのかもしれない≪エロい意味ではなく。≫


こんな早く起きてもなんだ、もう一眠りするか。そう心に決めゆっくりと夢の中へ戻っていった。


次に目を覚ましたのは午前11時40分過ぎだった。

「うぉーーーっっ!やべーよこれ。集合時間遅れちまうよ。」

《シークレット・データ・プログラム》が国際展示場でサービスを開始するのは午後2時とメールには書かれていた。


俺の計画(プラン)では、9時30分くらいに二度寝を終わらせ、ゆっくりと母親が作り置きをしていった朝食を食べて部屋で誰にも言えないようなことををして国際展示場へ向かう予定だった。


ちなみに今日は休日ではないが、世間は夏休みである。なので、あのちょっとおバカな夫婦は朝から海に行くと行って出ていってしまったのだ。


「そういえば、あかりも明日は朝から出掛けるとか母さんに言ってたな。まぁ、俺には何も関係ないがな。」そんな独り言を口ずさんでいたが、そんなことをしている場合ではない。


家に自分以外の誰もいないことを確認した俺は、服やパンツなど全てを脱ぎ捨て全裸で一階へ降りた。


自分の服が一階にあるはけではないが、この夏の暑さで身体がベトベト≪汗で≫なので、シャワーでそれを流しに行ったのだ。


しかし、時間は気づかない間にどんどんと進んで行く。気づけば時間は正午を過ぎていた。


俺が住んでいる場所はここから国際展示場まで、電車で一時間半はかかる。しかも、早くてだ。乗り継ぎミスや、遅延などをしていたとするならサービス開始の2時には到底間に合わない。


しかし、今はそんなこと考えている場所ではない。俺は、シャワーを浴び終えるなり自分の部屋にすぐ戻り、着替え、家を出て自転車に股がった。


「頼む。間に合ってくれ。」

それは、部活を辞めてからは自分でも出したことのないくらいの全力の力で自転車をこいで最寄り駅まで向かった≪プロ野球選手キャンプでエアロバイクを漕ぐ選手並みに。、≫。


結果から言ってしまえば、時間はギリギリ間に合った。埼京線が運良く快速だったのだ。俺は、電車の神様と自分の全力に少しばかしの感謝をし、性欲の強い自分を少し恨んだ。


国際展示場の駅に着くと、目を疑う程多い数の政治家や何とか省とやらの国の関係者達が溢れるばかりの数いた。それに加え、《STT》と《CONY》の代表らしき人達もかなりの人数がいる。そして、えっちぃそうなお姉さんも≪恐らく社員の方≫。


「今回の新作ゲームって、一体何なんだよ‥‥。」

俺は思わず、心の声を声として出してしまった。


俺は改札を出ると、大勢の高校生に流されるようににボーッとして歩き国際展示場に向かって行く。その途中、後ろから聞き覚えのある声が背後から聞こえてきた。


「おい。奏か?」

「おぉっ!瑠偉≪性獣≫か!」


彼の名は、《流 瑠偉》≪性獣≫は学校での友達の一人だ。父親はイギリス出身のだが、戸籍の出身国を《アルベリア国》に変えている。


アルベリア国というのは、2017年に全ての国の領域に属さない島が発見された。見つけたアメリカ人の科学者は、その島を一つの国が所有するのではなく、全ての国が費用を出し合い、ただの島を人工島として開発し、全ての国の人が多くのことを学べる島として作られた島だ。


その島には、多くの国の人達が行き、色々な文化や価値観を共有できる島へとしていった。

そんなことをしているうちに、その人工島は、国連の会議で2020年に国《アルベリア国》として認められ、建国したのだ。


そして、《アルベリア国》に住む者または希望する者、自分の戸籍の出身国を《アルベリア国》に変えられるという憲法がある。

その憲法にしたがい、瑠偉の父親は戸籍をイギリスから《アルベリア国》に変え《アルベリア国》の国民になったらしい。


そして、父親と二人暮らしをしていた瑠偉は《アルベリア国》の国民として暮らしていたが、父親が日本で総理大臣の秘書として働くべく中学の時に日本に来たそうだ。まぁ、複雑な家庭だがこいつが中学の時からの友達でありあだ名が≪性獣≫の≪瑠偉≫だ。


瑠偉は、《アルベリア国》の中学では主に日本ことを学んでいたらしく、日本のゲームやアニメなどにはとことん詳しい。


「瑠偉も、《シークレット・データ・プログラム》をプレイ出来るプレイヤーに選ばれたのか?」


「いや、僕の場合は少し違うかな。パパが、総理大臣の秘書をやっているのは知ってるよね?パパが僕のアルベリア国で勉強してきた日本のゲームやアニメのことを話したら総理大臣が僕を今回のゲームに参加させるように言われたみたいななんだ。だから僕は、1001人目のプレイヤーってことになるかな。」


けっ、羨ましいやつだぜ。俺は寝ずに二日間灰燼として頑張ってきたっていうのによ。

もちろん心の声なので、瑠偉には聞こえない。


「さぁ、僕達も早く行かないと。ゲーム開始時間に間に合わないよ。それに、中にはもっとエロいお姉さん達が。ぐへへ‥‥」さすがは≪性獣≫。

俺はノルのが面倒だったので、「それもそうだな。てか、開始まであと15分くらいじゃねーかよ!」と、必要最低限のことだけを、口にした。


俺達は、スーツを着ている大人達のような落ち着きを見せることなく、ここにいる≪性獣≫の性欲の強さくらい思いっきりただ全力で走り始めた。


国際展示場の一番大きなホールに高校生1001人は案内された。そこには、いびつな光景が並んでいた。


「何だこの卵型の乗り物は?」周りの高校生が少し大きめの声をあげている。


「ビビン、ビーーーーン!」

マイクのスイッチを入れた時の音がこの大きな国際展示場のホールを包む。


「では皆さん、メールで届いた番号が書いてある卵型の乗り物に入ってください。」

何日か前、テレビの中で話していた政治家が今度は俺らの前で、三次元の存在として話し始めた。


招待状のメールの最後には、番号が書いてあった。それは、謎の多い番号とかではなく多分1~1001までの数字である。

あの時は謎だったが、今になって番号の招待がわかった。この番号と同じ番号の卵型の乗り物に入れという数字なのだということに。


「えー、その卵型の乗り物は《エッグダイバー》と言うものです。エッグダイバーに入って、ベッドホンのような物を頭にはめてください。そして、今私の持っているこの電源を入れると、皆さんの脳の機能、五感などがデータ化され《STT》さんの回線でゲームの世界へダイブします。」


なるほど、とりあえずこの《エッグダイバー》とか言う乗り物みたいなやつの中に入らなければ、今回のゲームは出来ない訳か。周りでは既に《エッグダイバー》の中に入っているものも何人かいる。


「えーっ、もう入っているものもいるみたいなので、とりあえず高校生の皆さん、エッグダイバーの中入ってください。」


俺は、少し戸惑うがエッグダイバーの中に入ることにした。


「これが、ドアを開けるボタンか。」俺は、ボタンというよりその、指紋認証機のようなものに人差し指をかざした。


「プシューッ」

大きなな音と、少なめの煙と共にその乗り物のドアは空いた。


中は思っていたほど狭くなく、車の座席のような作りになっている。


「えーっ、では皆さん入りましたね。」

エッグダイバーの中のスピーカーから政治家の声が聞こえてくる。


「まず、頭上に掛けられているベッドホンのような物を頭にはめてくださいねはい。」


俺、そして他の高校生1000人も言われるままにはめているだろう。


「はい。こちらでも全員の装着ご確認されましたので次の説明に移りますね‥‥」


ここまでは、何の疑いもなくここにいた全員がいうとおりに物事を聞いていた。しかし、次に出てきた言葉に俺達高校生は、このゲームの本当の意味を知ることになる。



「まず、今からそのエッグダイバーの中に麻酔のようなものを霧状にして噴射します。そして、皆さんには一回眠りについてもらいます。全員の睡眠が確認されましたら、《CONY》さんが作った新作ゲーム機のリアルメモリーを使って、皆さんの脳をデータ化します。そして最後に、《STT》さんの回線を使ってゲームの中へ。これが今からすることですね。」


「おいっ、一回眠るってどういう‥‥。」

俺は、一回眠るという少し変わったやり方に少し疑問をもった。エッグダイバーから一回外へ出て、政治家に眠る意味を聞こうとした。

しかし、開けようとする瞬間にある言葉が告げれた。


「なお、このエッグダイバーはこちらで操作しているので、こちらがエッグダイバーを開けない限りそちらからは開けられないんですよ。それと、1分程前から麻酔を噴射しましたので、そろそろ眠りにつくかと。皆さんの活躍を応援してますよ‥‥」


そのふざけた物言いに、文句の一つでも言おうとした。しかし、麻酔のせいで意識が遠くなっていく。

「くそ‥あの‥せ‥いじ‥。」

そして俺の意識は、データとなりゲーム世界へログインされて行った。


意識が戻って来たのは、よくわからないワープ空間のような場所だった。少し先に見える光は始まりの町の入り口だろうか。まだ、意識がしっかりとしないまま、その光へと身体が吸い込まれて行く。


「くっ。まぶしっ‥‥」

俺は光の入り口に着く瞬間、眩しさのあまり目を閉じた。


「テッテレーテーテーテーテッテレー。」

目を開けた時には、どこかで聞いたことがあるだろうRPGゲームのサウンドのような音が流れ、大きな町の中心部の広場のような場所に俺らはいた。


「どこだよここ?」

俺が独り言を発すると、空からおじさん?NPCのようなのがゆっくりと降りてくる。

そして、最初に告げた一言に俺ら高校生は誰もが驚愕する。

「生きて帰れるかはわからん。」

その意味のわからない一言に全員が黙りこんだ。


「おい、どういうことだじじぃ。じじぃだからってなめるなよっ!?!?」

気の強そうな、身体つきの良い高校生が言葉を出す。

その高校生に続いて何人かも続いて声をあげる。


すると再びNPCは語り始めた。

「なぜ、今回このゲームの制作が決まったか。それは、この国家秘密の詰まっている電脳世界ウルブランドに不具合が生じたからじゃ。皆が知っておる通り、国の秘密は電脳世界により厳重に警備されている状況じゃ。しかし、何日か前かに何者かの侵入により、国家秘密のデータが管理されている場所のパスワードに謎のパスワード番号が入力されたのじゃ。そのため、国家秘密のデータを守ろうとした電脳世界ウルブランドが全てのシステムの警備難易度を最大まで上げたせいで、システムを守るために警備ように作った生物が出現してしまったのじゃ。このままでは、いくつもの警備システムが稼働してしまい、電脳世界ウルブランドがシステムオーバーになってしまうのじゃ。そのようなことになれば、他国からの襲撃に何も備えることが出来なくなってしまうのじゃ。」


ここで、また口を挟む高校生が現れた。

「そんなことはいいからじぃさんよ、手っ取り早く何をすればいいか教えてくれねーか?」


バカみたいに口を挟んだ割りには、皆が聞きたかった率直な意見を言った。


「そうじゃのー・・・。敵を倒し、この電脳世界ウルブランドの最奥部にある国家秘密のデータが入っているメモリーを手に入れれば現実世界に帰還出来ることになっておる。しかし、ただ敵を倒せばいいというものではないのじゃ。ウルブランドは一つの島で出来ており、その島が七つ大陸でに区切られておる。その七つの大陸の内六つの大陸のボスを倒し、ボスを倒すとドロップするというデータの結晶を六つ集めると、隠されている七つ目の大陸が開かれるというわけじゃ。そして、七つ目の大陸のボスに勝つことが出来れば、国家秘密のデータを隠している扉のパスワードが手に入るということになっておる。」


「なんだよ。簡単な話しじゃねーか。俺らは、上位ランカーだぞ!」


新たにまた口を挟む者達。確かに、今の話しを聞いただけでは、そんなに難しい話ではない。でも、最初に言っていたあの言葉は。


「では、最後に一番大事な説明じゃ。これは、ゲームではあるが自分でないわけではないのじゃ。Sアカだと思ってゲームをやってしまっては困るのじゃ。今ここにいる皆は脳の五感をデータにしてあるものであり、自分以外の何者でもないのじゃ。つまり、ゲーム内で喰らったダメージは現実世界に帰った時に現実世界の自分の肉体にそのダメージは痕跡さらるということじゃ。だから、始めに言った通りHPがほとんどない状態で帰れば生きている可能性はわからないということじゃ。では、検討を祈るぞ。」


そういって、NPCは光に包まれどこかえ消えていった。それとほぼ同時に小さな動物のようなものが表れこう言い残し、NPCの後に続くように消えていった。「このSアカは今登録してあるSアカとはルックスが変わるぴょー!!元々の体格や輪郭、顔のパーツなどをエッグダイバーのセンサーが感知して現実世界の君達に顔も体格も近い風に作ってるぴょー!けど、安心してぴょー!ゲームで使っていたアイテムや装備などは引き継げるぴょー!けど、LVはもちろん1からスタートだから気を付けるぴょー!では、このゲームを楽しむぴょー!」


こんなふざけた動物が出てきたのであれば、普通の状況であれば黙ってる者などいない。しかし、この状況で言葉を発すると者はいなかった。不安や自分の力その全てが一人一人の心を苦しめていたからだ。


これから始まる、人生・命までもが掛かってしまっているゲーム。が、しかし、上手くいけば色んな女の子とぐへへへへ。それは置いておいて、これを攻略する以外に生きる方法はない。

俺は、この言葉のない空間から抜け出すべく他の場所へ歩き出そうとした。

その時、この言葉のない空間で最初に言葉を放つ者が現れた。

そいつはなぜこの場所に居るのか。この雰囲気で言葉を放つよりも信じられないやつだった。


「はっ!?!?何でキモいあんたがここにいんのよ!?!?」

それは、紛れもなく何ヵ月も話していない、容姿端麗の俺の妹だった。

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