↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常  作者: くずもち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
420/472

第418話お客さんの二人

 教室で座っているとさっそくコール君とブロック君が血相を変えてやって来た。


 彼らは声を極限まで潜めているが、しかし興奮を抑えきれていない。


 そんな二人を見てついついニヤニヤしてしまっているのは、僕と松林君だった。


「……おいおいおい! あれは本当なのか!?」


「いくらなんでもだろう……! 大丈夫なやつなのか??」


 この反応は実物に乗ったね? ……それならばこの興奮も頷けるというものだ。


「さてそれはどうかな? まぁ、実際に触ってみたのならそれが答えだよ。ねぇ、松林君」


「え? ……ああうん。もちろんだとも」


 松林君が頷くと、さらにコール君の表情がより一層渋いものへと変わっていた。


「……だがロボだぞ? 本当に役に立つのか?」


「すごい技術だとは思うが……モンスターに通用するか?」


 そして実際に運用するにあたっての懸念ももっともだった。


 しかし言ってしまえば10階の守護者よりも強いゴーレムだ。


 それを手足のように操れる時点で、モンスターに十分有効な武装だと僕は思っていた。


「もちろん。作っている人たちも信頼できるって思ってるよ? ねぇ? 松林君?」


「ああ、おお! 売店の商品だって卸してもらっているしな」


 僕らはやっぱり笑顔で頷く。


 ただ松林君が困惑しているからか、ブロック君はコール君に意見を求めていた。


「ふーむ、どう思うコール?」


「……精霊の一件がなきゃ、冗談言うなと笑い飛ばしているところだが……正直気になって仕方がない」


「実は俺もだ……これが騙されたと思ってやってみろってやつか?」


「はっはっは! そうだな! ブロック! よしじゃあ、試しちゃうぞ俺は! おい、そこの二人! 役に立たなかったら覚悟しとけよ?」


 なんというか、決して安い買い物でもないだろうに、ノリと勢いで話に乗ってくる二人は純粋にすげぇなと僕は思った。


「ははは……もちろん。望む所だよ? ねぇ? 松林君?」


「え? さっきから何でオレにいちいち振るのー、なんかおっかないんですけど?」


 まぁそう言わないでよ。


 僕だけ店員でもないのに自信満々なの変じゃない?


 でもぜひとも重要な事なので後押しはしておきたいというのが僕の本音だ。


 コール君とブロック君はまだまだ困惑が勝っている感じだけど、詐欺じゃないのは開発側の人間として保証したい。


 ただ、二人が注文した商品についてどんな反応をするのか? それは実際に使ってもらわないとわからない。


 ……海外の方は訴訟がすごいというし、大丈夫かな?


 僕は正直ちょっと変な汗が滲んでいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
う、うんそうだねコーウェン君
一体いくらで売ってるんやろ
店員の松林くんはともかく正体不明の店長の代わりになんかいるワタヌキ氏ってそもそも何者?って疑問が湧くはずなんですよね普通は(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。