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ダンジョン学園サブカル同好会の日常  作者: くずもち


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324/471

第324話招待

 今回招待され、都合が合った僕と浦島先輩、桃山君の3人はもちろん意気揚々と招待に応じた。


 仕上げというからには何か作業があるんだろうけど、レイナさんの雰囲気からして、気分はテーマパークのプレオープンみたいなものだった。


「楽しみだねえ。レイナめっちゃモンスター借りてガンバってたんだよ」


 楽しげに語る浦島先輩に、僕と桃山君も同意して頷いた。


「そうでござるなぁ。夏休みの遅れを取り戻そうと、気合い入ってたでござる」


「確かに。新しいモンスターもだいぶ仲間にしてるはずだよ。あの階層のテイムの仕方、分からないモンスターを一覧にして聞きに来たりはしたことがあった……アレも伏線だろうし」


 しかし……実はその一覧を思い出すと胸の中にざわつきがある。


 言い知れぬ不安というか、かつて聞かれたモンスターのチョイスは悪魔とアンデッドの階層だということを考えると、何ら不自然ではないのだが……少々その意味を考えてしまった。


 まぁそれは今はいいだろう。きっとすぐにわかることだ。


 招待されたその場所は深い森のエリア。


 鬱蒼と茂る、地上ではちょっとお目に掛かれないような怪しい植物の森は視界が悪く、実に雰囲気があった。


「……結構、不便そうな場所に作っているんでござるな」


 ゴクリと喉を鳴らし、そう漏らす桃山君に、浦島先輩はそれは違うなと訳知り顔で呟いていた。


「いや……これはわざとだね。雰囲気を出す演出だよ。なんなら入り口周辺に自分で森を作っているとみたね。考えたよ」


「……導入の演出ってわけですね」


 浦島先輩、やはり……そういうことなんですね?


 しかし周囲が森ともなると、歩きづらいこともまた事実。


 僕は雰囲気を壊さないようにモンスターを召喚した。


 呼び出したモンスターはこういう時、頼りになるアイツだった。


「インプ君カモン!」


 呼び声に答えて、ポコンと空中に現れた小悪魔のインプ君は若干怯えた目で僕を見ていた。


「大丈夫。今回は囮じゃないよ? 道案内してくれないかな?」


 そうお願いするとインプ君はマジで!? と驚きの表情を浮かべて、今度は妙に得意げに青白い炎を出し、先を飛び始めた。


「お。やってくれるんだ」


「おお。インプでござるね」


「でも、目的地わかんなくない?」


「この階層で一番大きな魔力の所に案内してもらえば大丈夫じゃないですかね?」


 そんな話を聞いたインプ君は二度目の「マジで!?」という顔をしていた気がしたけれど、まぁたぶん気のせいだ。


 引き続き道案内はお願いしよう。


 インプ君のテンションはやや下がったが、この森は実際に彼のフィールドではあるらしく、道案内自体は的確だった。


 トラップを避け、足元の悪い場所は照明で照らす。


 そう時間もかけずに、森を抜けたインプ君はやはり有能である。


 今後も大事にしようと心に決めていると、視界が開けて、風景が一変した。


 すぐにでもインプ君を褒め讃えるべきだったのかもしれないが……。


 森を抜けた瞬間にドドンと生えていた巨大な建造物を前にしてはインプ君ともども口を開けて間抜け面を晒すことしかできなかった。


 では代表して、僕は叫ぶ。


「タワマン建ってる!?」


 そう、森の中にいきなり聳え立っていたそれは―――間違いなく、タワー型マンションと呼ばれる豪華近代建築物だった。


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― 新着の感想 ―
この物語で一番好きなのはインプ君。不憫可愛いし、割に強い。 強い人達の中では弱いかもだけどさ、逃げ足の速度という一点突破型な所もイイ
森の奥深く...省略..."お前も萌人形(美少女フィギュア)にしてやろうかぁぁぁ~!!" という流れだとばかり
ルイー◯マンションのイメージだったのにタワマンはびっくりだよ
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