第41話 ガンダルク公爵家の断罪(後編)
「ガンダルク公爵、ただいまを持ってお前の爵位は取り上げる。追ってさらなる沙汰はいたすが、先ほどローザフラウに処刑は当然だと言っておったな」
「お待ちください、あれは言葉のアヤでございます。わたくしはローザ嬢に寛大な処分をと考えておりました。2度とせぬよう脅しただけで御座います」
「そうは聞こえんかった。まあよい、2人をつれて行け」
「お待ちください陛下、お話を、陛下」
「ローザ! あんた、許さないわよ。絶対に。いやあ、離してよ、ちょっと! 痛い、蹴らないでよ」
近衛たちに腕を締め上げられ2人はつれて行かれた。
「さて、ノーブル、ローザフラウ、ご苦労だったな。ガンダルクに協力した者たちも追々捕まるだろう。わしまで騙しおってガンダルクめ、あの2人は許さん。おかげでローザフラウを嫁に迎えられんかったわ」
陛下が私に微笑みかける。
「陛下、もったいないお言葉です」
「ところでローザフラウ、ガンダルクの娘が気になることを行っておったの」
「は、はい、スキルのことでしょうか?」
「うむ、スキルを誤魔化した、とは、どういうことかの」
ーーー
急遽、王宮特級魔法使いとスキルの鑑定道具が運ばれた。
鑑定くらいで特級魔法使いさんは要らないと思うのだけれど、まあ、国王陛下の御前ですから変な人が呼べないのね。
「ではローザフラウ侯爵令嬢の魔法スキル鑑定を行わせて頂きます。こちらに手をかざして下さい」
スキル測定は2度目なので迷わず手をかざす。
陛下も旦那様覗き込む。
「おお、これはすごいです」
特級魔法使いが言うと陛下がさらに身を乗り出す。
「なんじゃ、はよう申せ」
「ははっ、聖属性の浄化スキルと万物治癒スキル、さらに、生命力回復スキルをお持ちです」
「3つか、個々のスキルも特級じゃ。これはすごいのう」
旦那様も驚いているが
「すごいというかやはりと言うか。いや想像をかなり超えている……な」
なんとなく予感はあったみたい?
「えっと、ああよかったです、こんなスキルで」
私はほっとした。
「こんなってすごいのだぞ、聖女になれるのだぞ」
「聖女? そんな称号は要りません。それより攻撃系ではなくてよかったです。これで国王陛下にも安心していただけます」
「安心?」
「はい、魔力量が多くても、みんなの役に立つことにしか使えないので安心です!」
陛下がまた微妙な表情をしている。
その横で宰相がそっと目を伏せた。
ーーー
次の日、旦那様と私は絶句していた。
突然屋敷を尋ねてきた宰相がひれ伏している。
「どうか、どうか私の娘をお助け下さい。なんでもいたします」
数話挟んでもう少し断罪は続きます。
両親との戦いもあります。




