↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
“忌域”の辺境伯様に嫁がされた私、ハズレスキル「清掃」で荒廃領地と『王国の詰まり』を大掃除!  作者: 積と和〝
第3章 王国の詰まり一掃します

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
42/45

第39話 ガンダルク公爵家の断罪(前編)

「はい、スカルノ鉱は瘴気が結晶化し無毒になったものとローザフラウ様の研究で最近わかりました。毒性反応はその影響のようです」

「なんだと? だからスカルノ鉱は辺境伯領の特産なのだな、本当に安全なのか?」

「はい、過去100年以上食べられていますが何も問題はありません。ご安心を」

「ガンダルク公爵、そういうことだ。文句はないな?」

「いやしかし、なぜアルモンを豊富に使い、スカルノ鉱で模様をつけるなどそんな高価なものを贈ってくるのです? 何か裏があるのでは?」

「ガンダルク公爵閣下、それは心外です。私はただフローレンス様と仲良くしていただきたかったのです」

「それは……しかしフローレンスとは王太子候補を巡って敵同士のはず」

「そうなのですか? 私はそのように思ったことは一度もありません。それにすでに昨日、ノーブル辺境伯様と結婚しましたのでご安心ください」

 旦那様は恥ずかしげに目を逸らした。

「へ?」

「なんだと」

「……ローザフラウ」


 ーーー


 気の抜けたガンダルク公爵とお怒りの国王陛下。ジョージヤン王太子は驚いてやっと名前を呟いた感じ。

 宰相様は落ち着いて目を瞑っている。

 まずは陛下への対応が先だろう。


「陛下、私は今回2回目の妃(きさき)候補の取り消しです。3度目はないでしょう。それに今回、私は投獄あるいは処刑の可能性もありました。ですから愛するノーブル辺境伯様と結婚し……一夜も共にしました」

(ただ一晩一緒に居ただけだけどね)


「ノーブル、どういうことだ? 王太子妃の候補に手を出すとは。やはり貴様…」

 ますます怒っています。ちょっと失敗。

「先ほども申し上げたとおり、ローザはすでに妃候補ではありません。それと、我が妻になっても王国のため、王家のために貢献すると申しております。陛下は私を信用できないとおっしゃいますが、わたくしは一度たりとも陛下にふた心を抱いたことはありません」

「はい、旦那様の言うことはその通りだと断言できます。私もスキルは清掃ですが頑張ります」

 旦那様の説明の後、私は丁寧に頭を下げる。

「まあそうかもしれんが、しかしのう。ノーブル、お前やりおったな」

 陛下が苦虫を潰したような顔をしている。

 急いで私は話題を変える。

「ガンダルク公爵閣下にお聞きしたいことがあります。誤解ではありましたが私がフローレンス様を害しようとしていた場合、処刑するべきとおっしゃっていましたが?」

「当然だろう、公爵家だぞ? ローザフラウ嬢も侯爵家、同じ考えをするのではないか?」

「そうですね。これはフローレンス様も同じ考えですか?」

「あ、当たり前です、私に危害を加えようなんて許せません」

「ええ、では私も同じ考えでもよろしいですね?」

「当然だ。何が言いたい?」

「はい、わたくし、実は昨日試客に襲われました」

「ほう、なるほど。それは災難だったな。まさかそれが我が公爵家からの刺客だとでも? 今日この場があるのだ、事前に殺害するなど意味があるまい?」

「そう考えないものもいるようです。ねえ、フローレンス様?」

「へっ? な、何を言っているのかしら」

 動揺を隠しているが視線が定まらない。

「つっ、お待ちをローザフラウ嬢、うちのフローレンスが?」

 公爵が一瞬考える。

「ローザフラウ嬢、何か証拠でもあるのか。証拠もなくそのようなことを言えば」

「あります」


 私が旦那様に目配せすると、旦那様が持ってきた小袋から魔道具を取り出し、ボタンを押した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。