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“忌域”の辺境伯様に嫁がされた私、ハズレスキル「清掃」で荒廃領地と『王国の詰まり』を大掃除!  作者: 積と和〝
第2章 レアブラック辺境伯領の大掃除

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第25話 瘴気中毒をなくしたい

「ローザフラウ様、実は私の12歳の娘も瘴気中毒ですが、なぜお聞きになるのでしょうか?」

レオン知事が不思議そうに聞いてきた。

「完治は保証できませんが症状を軽くできます。そのお嬢さんに試してみますか」

「もしよろしいのであればぜひお願いします。それと……」

「それと?」

「すぐに思いつくだけでもこの近くに重症者がいます」

「ではその2人を今日みてみましょう」

「ただ問題がひとつございまして」

「なにかしら?」

「娘は呼べますが、重症患者は家から出られません。こちらから出向くことになりますので」

「ええ、勿論そのつもりです」

「いやしかし、庶民としては裕福な家ではございますが、どうしたもんか」

「ですから構いません。あ、相手の方がご迷惑かしら」

「そういう訳ではないのです。貴族の方の入るようなところではないのです」

「ふふ、なら大丈夫。‘掃除道具置き’よりは綺麗でしょ?」

「掃除道具置き? まあそれよりは」

「では、まず娘さんを呼んでください」


ーーー


「ではいいですか」

(清掃!)

アーナの子供の時より手応えは少ない。

それでも、

「え、え、お父様、身体がとても軽いです。息をするのが気持ちいい!」

「カトリーナ、そうなのか、いや確かにそんなに大きな声を久しぶりに聞いたな。ローザフラウ様これは奇跡です」

「あ、いえいえ、ただのお掃除ですから。こんな感じで皆さんを少しでも楽にしたいのです。一覧名簿お願いできますか」

「「お任せください」」

「あら?」

2人言ったような。

「ん?」

知事さんも驚いて娘のカトリーナさんを見る。

「ローザフラウ様、お父様、私にお任せください。1人残らず名簿にしてみせます」

「いやカトリーナ、軽症者まではよいぞ。そこまではお手を煩わせられん」

「ではどの程度まで作れば良いですか」

「カトリーナさんの言ったとおり、1人残らずお願いね。なんならこの街全員でもいいわよ」

「ローザ譲、それは無理ではないか」

「まあ、魔力量だけはありますから」

「「「……」」」


ーーー


レオン知事の知っているという重症者の家を馬車で訪れる。

「当日の先ぶれで突然すまないが辺境伯様御一行をお連れした」

「は、はい。なんのおもてなしも出来ませんが、どうぞ中へ」

「本当にお構いなく。お邪魔してごめんなさい。すぐに帰ります。瘴気中毒の患者さんだけみせてください」

ノル様と2人だけで案内される。

息が詰まっていてかなり辛そうなのがわかる。

「大人の男性なのですね」

「はい、当商会の商会長になります」

「では」

(清掃!!)

これはかなりの抵抗がきます。念入りに。

「どうでしょうか」

少し呼吸は楽になったように見える。

「ベッカー商会長、辺境伯夫人のローザフラウ様です。体調はどうですか?」

「辺境伯夫人?」

無理に起きあがろうとしている。

「そのまま横になっていてください。お加減はいかがですか」

「ああ、息ができる。多少違和感はあるが苦しくない。どういうことなのでしょう?」

「はい、身体の中を掃除しておきました」

「掃除、ですか」

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