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“忌域”の辺境伯様に嫁がされた私、ハズレスキル「清掃」で荒廃領地と『王国の詰まり』を大掃除!  作者: 積と和〝
第2章 レアブラック辺境伯領の大掃除

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第24話 水質浄化と知事訪問

「ここにいる皆に話というのは、ローザ嬢の領内を回りたいという提案についてだ」

「はい、できるだけ早く領内の人たちに綺麗な空気を届けたいのです」

「うん、ありがたいことだと思うが、危険も多い。だから乗馬を条件にしたが、まずはアーナを除くこのメンバーで乗馬訓練をしようと思う」

「あの、私はどうすれば?少しは馬に乗れますが」

 アーナが心配そうに尋ねた。

「アーナの同行はさせるつもりはない。子供の世話があるのに何日も遠征できんだろう」

「それは…」

「アーナには後方支援を頼むつもりだ。これも結構きついぞ、できるな」

「はい、わかりました」

「フェルミナは乗れるな、エルとミルはどうだ」

「うん、2人とも乗れるけど早く走ったことはない。教えて欲しい」

「ではそうしよう。それと、今日キャトルレアでの作業が早く終わったら東の討伐地も行こうと思う」

「鉱石の様子を見に行くのですね。嬉しいのですが前回半日かかりました」

「俺がローザ嬢を乗せて馬で行けば今日中に往復できる。コーネルも連れて行くが他にどうしても来たい者はいるか」

 アーナが手をあげる。

「今回は私がお供します」

「よし、4人で行く。他の4人は今日のところはそのまま屋敷に戻るように」


 ーーー


 程なくして領都キャトルレアに到着した。

 まずは領都に流れ込む水脈のなるべく上流にいかなければならない。

 キャトルレアで水脈の把握がまず必要だが、水の流れからしておそらく一番上流であろう井戸に来てみた。

「では、お願いします」

「はい、やれるだけやってみます」

 水魔法使いあるトマスさんに井戸の様子を確認してもらう。

「おそらくですが、この上にも井戸があるのではないかと。東側に水の流れが滞留しているところがあります」

 皆で周りを気にして東に移動して行く。

「あれ、ですかね?」

 蔦が絡まっていて最近使われていないと思われる井戸の跡が見つかった。

「これは必要ありませんでしたね。申し訳ありません」

「トマスさんが悪いわけではありません。せっかくだからここに浄水魔法をかけておきましょう」

 私はこの井戸を通過して行く水を浄化できるよう魔法をかける。

(水質浄化、常時発動!)

 街全体に行き渡るだけあって井戸の見た目ではわからなかったが水量はかなりある。

 手応えがあるが、念入りに発動しておく。


「では、約束していた知事さんのところに行きましょう」

「これだけか?これで領都中の水がずっと綺麗なのか?」

 ノル様が心配そうに聞いてきた。

「いえ、すぐには無理ですよ。この水が順次流れてこの領都キャトルレアに満たされればあとは大丈夫です」

「たったこれだけ…」

 あまりにあっさりしてて、がっかりさせちゃったかな。


 ーーー


 街の庁舎に到着し私たちは、領都の首長である知事のレオンさんと面会した。

「水質の浄化を進めている。数日後には綺麗になるだろうが何かもし問題があればこのアーナに連絡を入れてくれ」

 アーナがお辞儀をした。

 レオンさんがノル様に話しかける。

「空気も最近は見違えるほど綺麗になり、今度は水まで。感謝に絶えません」

「そこでレオン様にひとつお願いがあるのです」

 私はここぞとばかりに声を上げる。

「はいハーナス侯爵令嬢様、何なりと」

「ローザフラウとお呼びください。瘴気中毒の方がこの街にも少なからずいると聞いています。その一覧を作って欲しいのです。重症者だけは一目でわかるように」

「一覧? 瘴気中毒者の一覧ですか?」

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