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義元英雄伝  作者: 日向 守
上洛編

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主な登場人物3(史実寄りの説明)

中村藤吉郎 後の豊臣秀吉。本作では中村藤吉郎を勝手に名乗っていた説を採っている。大河ドラマなどでは、とても苗字を与えられた足軽の家には見えないあばら家に住んでいる。昔は立身出世の代名詞で良いイメージだったが、近年の作品では腹黒い策士のイメージが強い。晩年は歯周病だの、呆けただの、寝小便を漏らしただの散々だが、信長は使える人間は使い倒す為、死ぬほどこき使われた影響が身心に出たせいだと思われる。大阪人のイメージを持たれる事があるが、歴とした名古屋(尾張)人である。


浅井長政 六角義賢から一字拝領で賢政だったが、信長の長の字を貰い1561年頃長政となったと思われる。ので本作で長政を名乗っているのはおかしいのだが、それはそれ。ダメ親父のせいで朝倉側に付いた、と思いきや最近はその説は否定され、信長から軽んじられていた説や、見ていた世界が違いすぎてついて行けなくなった説など久政も朝倉もあまり関係なかったのでは状態。


足利義輝 足利歴代将軍で最も悲惨な運命を辿った男。歴代には他に、家臣に嘉吉の乱でぶっ殺された籤引き将軍義教などもいるが、義教の場合はある意味自業自得なので同情に値しない。永禄の変では自ら薙刀を振るい勇戦奮闘したのは事実だが、秘蔵の刀を何本も畳に刺し、とっかえひっかえして戦ったというのは創作らしい。塚原卜伝の直弟子で鹿島神當流を修めた剣豪将軍、というイメージは変での勇戦ぶりからか。本人作かは不明だが辞世の句が、悲しい。


三好長慶 日ノ本の副王。戦国大名としては致命的な位に甘い(優しい)人物。相手よりよっぽど優位な立場にいるのに、追撃をしなかったり、平等な和平を結んだりしてしまう。それでも四国、畿内に三好王国を築いた手腕は流石。近年は信長前の天下人として評価されつつある。優秀な弟や嫡男の死が続いた事により心を病んでしまう。


松永久秀 官位の弾正で呼ばれることが多い。信長からの誹謗中傷である三悪事の内やったのは一つだけ。将軍暗殺は息子と三人衆の仕業。義興は病死。大仏殿炎上は三人衆が東大寺に布陣したため失火してしまった。平重衡っぽい。因みにボンバーもしていない。長慶との関係は劉備と魏延のような感じか。長慶だからこそ久秀という超優秀な官僚を使いこなせた。また家臣にアレの指南書を配っていたとか。余計なお世話。

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