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《Aeterna・Memoria》アエテルナ・メモリア 改訂版  作者: 黄金餅
外典 謀れや兎、その毛並みは白くとも
8/11

王を冠する兎の名、認められざる力の名 1

カシュッ(エナドリのプルタブを開ける音)


シュワァァァ…(炭酸の音)


ゴキュゴキュ(飲む音)


「くあぁァァァ!!」


キマるねぇ、キマるねぇ!!いいねぇいいねぇいいねぇ素晴らしいよ!!


「Fooooooooooooooooooooo!!!!」


「お兄ィ!うるさい!」


「アッハイスイマセン……」


どうせ兄に威厳はないよーだ!!くそぅ、昔は素直だったのになぁ……流石に高1に素直さを求めるのも難しいかもしれないが。


「よーし、



























そんじゃ行きますか!」


俺の断頭兎の剣は草原の三凶剣(ヴェルト・ベインズ)に生まれ変わった。こいつで攻撃すると、その部位に毒の状態異常がつく。耐久も高め、素晴らしい出来だ。


防具は断頭兎シリーズを殺人蜂の素材で強化して殺人蜂(キラービー)シリーズになった。ようやくヴォーパルバニー地獄から抜け出せた、2度と戻りたくないね。


「〈擬似隠密〉」


サブジョブが盗賊になったことで受けた恩恵は多数あるが、その中でもこれは一線を画す。本来は盗みの勘の方を目的としてサブジョブを変更したのだが、思わぬ副産物がついてきた。これを利用しない手はないし、どうせパッシブスキルまで付けられたのだから縛ったところで無意味だ。


擬似隠密の効果はその名の通り、隠密行動をする際に補正が入る……のを擬似的に再現したもの。流石になりたての盗賊には完全なる隠密は授けてくれないらしい。年功序列はよくないよ、年功序列は。そんなこと言えるほど働いてないけど。


気は急くが、ここでユニオンに気づかれては元も子もないため、前に見つけた巣へとゆっくりと近づいていく。


「っと、ここ、だな……」


小声でそう呟き、見上げたのは大木の裏側。いや木に表裏の概念があるのかは知らないが。ただ、いまはうろがあったほうが表、その反対が裏、という認識でもいいだろう。


一回全力でジャンプして…


「ホップ!!(小声」


からの…


「〈バルツォ・ドゥエ〉でぇ!!(小声」


つくづく難しい発音だ、なんでイタリア語なんだろうか。運営の趣味?格好いいなとは思うが。

発動したスキルで上へと跳ぶ(・・)、目指すは木の頂上(てっぺん)!!


「ステップ!!!(小声」


最後は一番大きく強く上へとォ……


「ジャァァァァァンプ!!!!!!!!(小声」


気迫だけは一丁前に小声で叫んだホップステップジャンプであったが一番上まで到達できたのだからよしとしよう。


実際には頂上(てっぺん)まで来る必要はなかった……もっといえば普通によじ登るだけでよかったのだが、気持ちは大きく、夢もビックに!が俺のモットーであるため気にしない。

ちなみに今考えたモットーだ、多分すぐ忘れるだろうがそれでも時と場合とコンディションに合わせた信念っていうのは大事だと思うぜ、うん。




〜心の中にて〜


俺1:誰に言い訳してるんだか知らんが一度精神科に行くことをお勧めしたいね。


俺2:誰がだよ、お前が行けよ病院。


俺1:アァ!?


俺2:ハッ!


〜心の中おわり〜




ダメだ、やっぱり玉露を飲んだのがよくなかったか……俺と俺が殴り合いしてら。俺(3)以降は出てこなかった、あいつらシャイだからなぁ……まずい、やはり玉露は人の心から()()びを奪い取ってゆく悪魔か……!!


玉露としてどうなんだろうかそれ。


閑話休題。壮絶な閑話だったが気にせずユニオン攻略を進める。あと俺は3歳じゃないからな、便宜上(3)としただけで。


木の上まできたのはそれなりの目的がある、まずはスクショを……うーん、いい写真。俺が一番好きな空は夕暮れ時の空だ、ちなみに2番は早朝、日の出だ。俺って橙とかそんな感じの色が好きなのかなぁ、鳳凰もだし。


そして次に…下をみてユニオンの巣から何か出てきていないかを確認…しようと思ったらうわぁ、うさぎさんがいっぱいいるね!たのしいね!じゃない、そんなことを言っている暇はない。


なかなかどうして大量の兎が出てきてるねぇ困るねぇ、ウォーレンの中から兎が出払ってくれればいいのだが生憎そんな都合のいい事はないらしい、一度外へ出た兎たちが隊列を組んで部隊ごとに別れ隊列ゥ!?隊列ゥ!?大事だから2回言ったけど隊列ゥ!?



俺1〜????:くどい


俺:すいません



マジカヨウサギヤベェや、しかしユニオンの眷属?だとすれば納得は……………でき、なく、も、ない、か。

いやユニオンとあの兎たちはどんな関係なのかは知らないが、前に見ていた攻略サイトでユニオンは眷属を作るとかウンタラカンタラ書いてあったからおそらく合っているはずだ。


と言うかそれは別として、この草原毎晩毎晩こんな数の兎──中に戻って行ったのと指令を出しているのは別として、草原へと散っていったのは見た所ヴォーパルバニーだが──が潜んでんの?怖すぎるだろ普通に。


「さて、と」


そんなことを考えているうちに部隊分けは終わったようだ、なんだか騎士っぽい姿の兎や魔術師っぽい姿の兎がいたがやっぱり気にしない、いざ尋常に……


「潜入っ!!」


あっ木から降りねぇと、静かに、静かに……











ズルルルルル!!


「やべ、と言うか〈擬似隠密〉」


橙は作者が好きです、色もですが歌が特に。みなさん聴いてください、聴いて聴いて聴きまくってください、青リンゴ夫人です、青リンゴ夫人です!!!!!!(超重要)


と言うか他の曲も聴いて欲しい、拙作は常に聴きながら執筆していますし


中に戻って行った兎と指揮してた兎(指揮してた兎も中に戻っている)はヴォーパルバニーとは別種です


草原の三凶剣は、ヴォーパルバニーとウルフとキラービーがこのエリアの中で一番強いことが由来しています



心の中って便利ですね……作者が思ったことを俺1〜????までに言わせればいいので。

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