怪しげな商人
…1日後
「よ、っと」
よし、結構レベルが上がったな。ステータスもぼちぼちってところか。
PN:ルアン
Lv:28
JOB:Main:剣士(二刀流) Sub:なし[就職不可]
所持金:5000ディル
HP(体力):50
MP(魔力):20
STM (スタミナ):30
STR(力) :30
VIT (耐久):15
INT(知力):15
MND(精神) :15
DEX (器用):15
AGI (俊敏):30
LUK (幸運):20
称号:無し
スキル:【基本】
バッソ・ヴァルツォ ジャンプして攻撃を躱す New
ダッキング 膝を曲げ、頭を下げて攻撃を躱す New
【剣】
スラッシュ
フラッシュスラッシュ
ピアス
クイックピアス
スパイラルピアス
ヘビーピアス 自身の体重を乗せて突く 連続では出せない New
パリィ
クラッシュパリィ
シフトパリィ
スライドパリィ 武器を相手の武器の横に添えて、攻撃を流す New
うーん、打たれ弱い(精神&物理)不器用なバカ。誰がバカだよアホが。
いやしかし、バッソ・ヴァルツォが意外と凡庸性高いのがよかった、ダッキングからのバッソ・ヴァルツォで前に進んで、その勢いでヘビーピアスを使うと大体一撃で行けた。こいつら技能整理所でまとめてみようかな。
まあそんなことはどうでもよくて、そろそろインベントリがいっぱいになりそうだから道具屋とかで売りに行こう。重いんだよ。誰がデブじゃボケ。
…
よし、所持金が最初の10倍にまで増えた。これで防具とか武器とかを新調してから王都を出よう。
えーと、まずは鍛冶屋か、何があるかな。
鉄の剣 5000ディル
鋼の剣 10000ディル
なんかパッとしないなー、あと普通に種類少なすぎんか?ちょっとおっちゃんに声かけてみよう。
「なあおっちゃん。他になんかねーのか?」
「あ?すまんが今は在庫が少ねぇんだ、気にいるのがねぇんだったらそっちで素材くれりゃ違うの作ってやるよ」
へー、そうなんだ。じゃあ癪だけどちょっと残しといたヴォーパルバニー系の素材で作ってもらうか。まあそれほどのもんじゃないけど、少なくとも鋼の剣よりかは上であって欲しい。
「じゃあこれでお願いできる?」
「おう、いい素材じゃねえか。後は鉄、あるか?」
「え、ない」
「なら作れねぇよ。ああ、それとも他の剣持ってねぇのか?」
「あ、下級剣士の剣なら持ってる」
「ならそれでいい、何本作る?」
「2本で」
「よし、じゃあ明日の朝取りに来い」
「わかった、明日の朝ね」
こんなクソ兎のどこが良い素材だ、けっ。それはともかく、明日の朝まで待たないといけないのか。まぁ色々とやりたいこともあるし、常時ログインしてる訳じゃないからいいんだけどな。次は仕立て屋に行こう。
んー、まあ防具はそこそこのやつでいいか。
「おばちゃん、これちょうだい」
「はい、毎度あり」
俺が買ったのはクソ兎の毛皮の装備だ。大抵のウサギ系で作った防具はそれほど防御力が高いわけでもないけど、ここにあるのはそれしかないんだから仕方ない。あとは道具屋でポーションとか買ってくか。
…
「暇だー」
どうしよう、本当にやることないぞ。大体この街を出るに向けての準備は整ったからな。あ、そうだ。どうせならなんか面白い隠し要素的なやつを探してみるか。路地裏とかになんか謎の商人とかいそうじゃね?よし、そうしよう。
そうと決まったら早速行くことにしよう。えーと、ここの裏道でいいか。
「これは絶対いるな、俺の勘がいってる」
まあそうやって探してたわけですが。
「うーん、なかなか見つからないもんだな」
いや、まあそう簡単に見つかるわけないか。もう諦めて他のことでもしてよう。そう思った矢先。
「そこのお兄さん、何を探してるんだい?」
「うおっ、なんだ!?」
「まあまあそう怖がらずに。どうだい、うちの商品見て行かないかい?」
え、本当にあったんだ。半分…いや7割くらい冗談のつもりだったんだけどな。まあいいや、どうせならいい商品がないか見ていこう。
「何を売ってるんだ?」
「ほら、これが商品のリストだよ」
えーと、
誰かのノート 50000ディル
迷子の方位磁針 500ディル
透明なランタン 500ディル
軍のナイフ 500ディル
謎の小瓶 500ディル
どこかの鍵 500ディル
…
うーん、パッとしないなぁ。でもちょっと怪しいんだよな。よーし、こうなったら怪しげな商品は全部買ってしまえ!!
あっすいませんノートはダメですごめんなさい本当にダメなんですちょっやめてっお客様ぁ全財産が本当に無くなるから後生ですから許してお願い!!!
「迷子の方位磁針と透明なランタンと謎の小瓶とどこかの鍵を」
「あいよ、2000ディルだよ」
「ん、これ」
「にしてもお客さんは奇妙なもんばっかり買って行くねえ」
「それを売ってんのはあんただけどなあ」
「ははは、それもそうだ。いいね、お客さんのこと気に入ったよ。また来な、安くしとくよ」
「ああ、また機会があればな」
そう言って俺は元来た道を辿る。あれ俺どっちから来たっけ?こっち?いやそっちか?
「あっまずい、迷った」
そうだ、さっきの人に道を聞きに……あれさっきの人どこ行った?まじかよやべぇや、こんな街で迷いたくはなかったなぁ……
20分ほどしてようやく裏路地から受け出せました、2度とくるかよこんな街。
「彼になら託せるか……?」
「まあ結局は彼次第だろう、我々は見守ることしかできないのだから」
「それにしても彼はいいものを買っていった。我々の目的とは違うが、彼の道ゆく先も気になるな」
「ただ、一つだけ……彼でなくてもいい、彼女に、救いがあることを、誰かが伝えてくれることを、願うばかりだ」
「そう、だな」
このゲーム内での通貨は「ディル」です。まあ単位としてはDの右っ側の縦線に「=」をつけた感じです
裏路地から抜け出せなかったのは色々と理由があるんですが、それでも想定としては5分程度だったため主人公は普通にポンコツだったと言うことです。




