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聖壁ヒーロー・ロリリオン(更新ストップ中)  作者: 灰色の人参
俺は性癖でヒーローになれるらしい
9/10

変身しろと言われても③

結構開きました。ノリに乗らないと文にできないもので…

ちょっと前。




「こ、これは……」

俺は変身の呪文を唱えた瞬間、目にも見えない速さで姿が変わり、さらに右手には身丈より大きい鎌が握られていた。

その姿はまさに可憐なる少女(ロリ)。俺の性癖にブッ刺さりであった。


「おー。あなたや理想はそんな感じなんですねぇ」

「理想………?」


「はい。あなたに感じられた性癖「幼女愛(ペドフィリア)」の力を使い、あなたの理想の姿にしたのです」

「おっと、それには語弊があるぞ。俺は「少女愛(ロリコン)」であって「幼女愛(ペドフィリア)」ではない。」


そう、ペドフィリアとは1桁後半の女の子のことを指す。俺の好みは10代前半、言わば幼女ではなく少女。それは間違えられたくなかった。


「あー、悪いんですが性癖の力では一纏めにされてるので」

「おいふざけんな」

「というかこんなことしてていいんですか?あの子ピンチですよ?」

そうだった。早く行かなければ。

「あと、あなたはこれから戦士「ロリリオン」と名乗ってください。コードネームとして使用します。」

ネーミングセンスが微妙だが、まあいいだろう。

俺はヒーローとして今、走り出すのである。


不本意な形で。




「あんた……!」

「俺は恩人を見捨てて逃げるほどクズではないからな」

「ゲロ…覚醒しやがったな…!」

カエルは忌々しそうに俺を睨み、飛びかかる姿勢になった。

「さあ行くぞ、クソガエル」


「……助けられてしもたな」

少女を庇うように堂々と立ち、不敵な笑みを浮かべる少女の姿は、彼女にはまさに英雄に見えていた。


……………………が。


(何となく飛び出したがどうやって戦えばいいんだ………?)

英雄(ヒーロー)は焦っていた。

(俺は今までの人生で戦うなんて経験はない…この大鎌も振り回せるほど慣れてるわけじゃないし…このままだとやばいんじゃね?)

…………いや、迷ってる場合じゃねぇ。ここで逃げても戦っても死ぬなら、力を手に入れて生き残れる可能性のある戦いを選ぶ!どうせあのスピードで飛びつかれたら逃げらんねぇし!


(鎌を振るイメージだ…ゲーム画面と思ってイメトレしろ…落ち着いて…)


「目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ…」

「あの娘はん大丈夫か!?」

大丈夫ではないです。

「いつまで待たせるゲロ!こうなったら…こっちから行ってやるゲロォォォ!」

待ちきれなくなったカエルは一直線に俺に向かって来る。

今こそ、イメトレの出番だ。


(タイミングは一発、リズムゲーと同じ、来い、来い、来い、来い………来た!)

ジャストを狙い俺はその大鎌を振り…………



見事に八つ裂きにした。


「ば、馬鹿な……この俺様が一撃だと……?」

斬られたカエルは砂と化して消えてしまった。


「…………………え、ワンパン?」


勝ち誇ってもいい場面なのに、俺は棒立ちしたまま、今の状況を飲み込めずにいた。

次回も短いです。

後、一応言っておきますが、主人公チート系ではありません。多分。

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