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ラスティア群像劇~第2章~  作者: niseimo38
第3章~王国を巻き込むゆがみ事情~

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051、なんちゃって忍者カナミの仕事

AI作成筆者セリフ

船の舷門が開かれ、ついに狐火和国の港が視界に入った。木造の屋根や格子窓の建物が立ち並び、まるでどこかの国の昔のような景色が広がっていた。


「到着したようだな」

エレンは甲板を降りる足を止め、港を見渡す。


「さて、ここではどんなゆがみがあるのかしらね」

エレシィは慎重に周囲を観察しつつ、魔力計測の準備を整える。


「うわあ、見たことない建物がいっぱいだ!」

タイラントは目を輝かせ、まるで初めての旅行者のように歓声を上げる。


そのとき、建物の陰から軽やかな声が飛んできた。

「ニンニン! 狐火和国へようこそ! 忍者のカナミだよ!」


「おお、忍者さんなんですね」

タイラントは身をかがめつつ礼をする。


「君、素直でよろしい! 忍法褒めてあげるの術! よしよし」

カナミはタイラントの頭を軽く撫でると、得意げに胸を張った。


「あ、ありがとうございます」

タイラントは少し照れながら答える。


「この国はいい所だよ! 観光にはうってつけ!」

カナミの明るい声に、港の活気がさらに華やかに感じられた。


「ゆがみの調査をしたいんだけど、何か知ってるかしら?」

エレシィは真剣な眼差しでカナミに尋ねる。


「ゆがみ? 災いの空間のことかな。それならしばらく滞在してれば勝手に出てくるよ~。前回発生してからだいぶ日が経ってるから近いうちに出てくるかもね。お客さん、ラッキー!」

カナミは楽しそうに手をひらひらと揺らす。


「タイミングバッチリみたいね。よかったわ」

エレシィは微かにほほえむ。


「宿屋はどこかな? できれば長期滞在できるところだといいんだが……」

エレンが視線を港の奥に移す。


「ちょっと待ってね~」

カナミは背中の袋から小さな護符を取り出し、額に当てて誰かと会話を始めた。


「はい。……はい。え!? ……分かりました。すぐに取り掛かりますね」


「どうしたんですか?」

タイラントは首をかしげる。


「ごめんなさい! 急用ができたので、宿は自力で見つけてください! ではでは~」

カナミはそう言うと、風のように走り去っていった。


「ふむ」

エレンは肩をすくめる。


「なんだったのかしら?」

エレシィは眉をひそめた。


「どうやら歓迎されてないようだな」

エレンの言葉に、タイラントは少し驚く。


「そうなんですか?」


「ものすごく歓迎していたように見えますけど?」

エレシィが不思議そうに問い返す。


「……エレシィ、タイラント」

エレンの声はいつになく低く鋭い。


「なに?」

「はい」


「最悪、全滅すると思え……」


港の賑やかな光景とは裏腹に、3人の間に緊張が走った。


狐火和国に到着しました。なんちゃって忍者のカナミさんが相手してくれています。

ですが、何やら不穏な空気が。一体何が起こるのでしょうか?

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