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神の領域(テリトリー)に踏み込む

──神殿街しんでんがい


神の祝福を受けし都、

と謳われる聖域。


白い石畳。

豪奢な大聖堂。

澄んだ空気に満ちるのは、

清廉と──傲慢。


(……気に食わねぇ)


その空気に足を踏み入れた瞬間、

肌がざらついた。


いわば“拒絶反応”。


この街の“結界”は、

明確に俺を“異物”として識別している。


──だが、それでいい。


破壊する対象が明確な方が、やりやすい。


 



 


「よそ者、立ち止まれ──!」


白装束の騎士たちが、

路地裏で俺を囲んだ。


神殿街を巡回する“神の衛兵”らしい。


「身分証を示せ」


「この街で認可を受けていない者の滞在は──」


「──うるせえ」


俺は静かに、

一歩踏み出した。


その瞬間、

衛兵たちが一斉に構える。


だが。


 


「遅いんだよ、全員」


【跳躍強化】

【神気鎧装】

【魔素収束】


──複合ブースト、発動。


 


一閃。

一撃。


ただ拳を振っただけで、

白装束たちは、全員沈んでいた。


 


「な、なに者だお前は──ッ!!」


最後に残った一人が叫ぶ。


俺は、そいつに向かって──


ゆっくりと名乗った。


 


「……“神喰かみくら”だ」


 



 


その後すぐ、

神殿街全域に“警戒令”が敷かれた。


巡回兵の全滅。

市街地での高位スキル反応。

犯人は黒髪の少年──


その噂は一晩で全域を駆け巡った。


だが──


それも俺の狙い通りだった。


(引きずり出してやる)


この街の頂点。

“神官長アグラ”。


神の声を聞く者とまで呼ばれた男。


そいつが出てくるまで、

この街を叩き続ける。


──


もう誰にも、止められねぇよ。


“神の聖域”だろうが、

神の使いだろうが、


喰って──

地に堕としてやる。


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