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状態異常回復しか使えないヒーラー  作者: びび びび蔵
3.ホーム
13/18

13. 下水処理施設

ルティは下水道の巡回が終わり、冒険者ギルドで壁に貼られた依頼を見ていたら声を掛けられた。


「すいません、ルティ様..」


「はい、どうしました?」


振り返るとギルド担当のアリアさんが、資料をごっそりと持ち立っていた。


「こんにちは、どうかしましたか?」


「ルティ様、こんな所で挨拶をしている場合じゃ無いです」


キョトンとしているルティに対しアリアさんは、真面目な顔をしたかと思うと、ルティの手を引き出し歩き出した。


「ちょっと此方へ来て下さい」


ギルドの応接間で、アリアさんに見せられた数々の書面や報告書の数々。それらは最近ルティが下水道で行ってきた報告の数々であった。


「なにか問題があったのでしょうか?」


ルティは恐る恐る顔を上げ、アリアさんの顔を見る。


すると..


「なんですかこの報告書の山は、これもこれも見たことのない物だし水路に浄化槽?なんですかこれは?」


その時、ドアが開いた。


バンッ!


入って来たのは女性でアリアが起立し話し始めた。


「ルティ様、改めてご紹介します。この方が冒険者ギルド長兼・町長をされていますステラ様です」


「話はお伺いしてますわ。この町の管理をしています。ステラと申します。宜しく」


掛け持ちの町長が女性だった事に驚くルティ。


(この町は東西南北から来る人の多さを考えると、女性の柔軟な思考の方が望まれるのだろう)


「ではお話を..」


ステラは直ぐに地下にある下水道の話をし、ルティは下水道での報告をステラに話し聞かせた。


次の日の朝、何時もの様に下水道に巡回に行き清掃業務を行なっていた。


清掃と言っても汚水が流れ落ちる場所に触媒フィルターを設置し、それにクリーニングの魔法を上書する。


量産フィルターの交換であれば、ルティじゃなくても事が足りると考え研究が進行している段階だ。


汚水を綺麗にする仕組みはこうである。


下水道を何段階の層に分けて行き、洗浄のレベルを変えて行く。最終的には自然に優しい、綺麗な水として放出が出来ると言う仕組みだ。


言わば下水処理施設と言った所か..


この内容をステラに説明していた。


次の日の朝、ルティと待ち合わせをしていたステラは下水道の内部を視察していた。


「じゃあルティ君、君の報酬だけど..」


ステラさんは小切手にサインしルティに手渡す。


小切手には5千ギルと書かれており、一週間分の報酬としてこれから毎週入る事となった。


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