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魔法の使えない私は、花を描いた。

作者:ピピさん!
最新エピソード掲載日:2026/10/19
魔法が使えない私は、花を描いた。




この世界では、誰もが魔法を使える。それが、私にとっても当たり前の日常だった。







あの秘密に気づくまでは。


そう、この世界には、






絵がない。





絵画も、誰かが授業中に書く落書きも。まるでそんなものが最初から存在しなかったかのように。


誰もがその理由を知らず、誰もがそれを不思議に思わない。

――ただひとり、リリア・フェルノートを除いては。






生まれつき魔法が使えない彼女は、十五歳の入学試験で、ある力を目覚めさせる。





『描いたものを現実に生み出す力。』

限界こそあるものの、その力を知った瞬間彼女は驚いた。

花を描けば花が咲き、道具を描けば道具が生まれる。

けれど、その力を知った者たちは、彼女を歓迎しなかった。



世界の秩序を管理する、白紙教会。

存在しないはずの国。

そして、リリアの描いたことのない絵を知る者たち。

少女が筆を動かすたび、世界に塗り隠された真実が少しずつ姿を現す。

ーーーなぜ世界は、絵を忘れたのか。ーーー

その答えを描き出すとき、彼女は世界そのものの秘密に触れることになる。
prologue
2026/10/18 12:22
花が咲いた日
2026/10/19 17:18
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