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ミント味の男、女
僕は女になりてえのによ
周りの目が気になっちまって
男だの女だの決められちまって
可愛いスカートも履けずじまい。
ミントの匂いの香水つけたら
やあいやあい女男だと
安直な名前をつけやがって
可愛い名前を使えよと
心の奥底で思ってた。
今の時代にそぐわねえと
今にも青い狸が持っているたいむましーんとやらが羨ましくてよ
ブルセラを着て身を売りたい気持ちを抑えて
必死に縋りついたんだよ
それから何年が経っても月日が経っても
囚われちまった人間はまだ頭から古いことを言ってる
看取られた男はそういった
死んだ時の姿は着物を着ていた。
失望の元、女の夢は叶わなくて
いつになっても叶わなくて
墓も忘れ去られた頃に
また夢のまた夢やと
概念の海に溺れて死んだ




