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9/19

ミント味の男、女

僕は女になりてえのによ

周りの目が気になっちまって

男だの女だの決められちまって

可愛いスカートも履けずじまい。

ミントの匂いの香水つけたら

やあいやあい女男だと

安直な名前をつけやがって

可愛い名前を使えよと

心の奥底で思ってた。


今の時代にそぐわねえと

今にも青い狸が持っているたいむましーんとやらが羨ましくてよ

ブルセラを着て身を売りたい気持ちを抑えて

必死に縋りついたんだよ

それから何年が経っても月日が経っても

囚われちまった人間はまだ頭から古いことを言ってる

看取られた男はそういった

死んだ時の姿は着物を着ていた。

失望の元、女の夢は叶わなくて

いつになっても叶わなくて

墓も忘れ去られた頃に

また夢のまた夢やと

概念の海に溺れて死んだ



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