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残響のプレリュード  作者: erg
第2部

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68/82

第2部 間奏曲 第13.6項

 SOUND DOCKを出たモモは、拓海と結月がどんな顔で見つめあってるか想像して、「フフフッ」と微笑んだ。


 モモは思う。


 拓海が女の子を最初から呼び捨てにするのは異常なことだった。

 1年生の春、モモが結月と初めて会ったとき、拓海はすでに結月を名前で呼んでいた。入学から間もない、知り合ったばかりのころだ。


 結月の部内での立場を守ったことも、一見拓海らしく思うが、結月のために部屋を一つ女子専用に変えるなど、過剰な保護意識もあったように思う。


 つまり、無意識にパートナーとして選んだんだろうな。

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