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残響のプレリュード  作者: erg
第2部

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64/82

第2部 間奏曲 第12.6項

 結月は、静かに目を閉じた。


 怖い先輩に足がすくんでしまった時。


 拓海先輩に、救われた。


 それから、何も聞かずに。 何も言わずに。 ただ、寄り添ってきた。


 それが、拓海先輩の距離感であり、 私にとっても、心地よい距離だった。


 踏み込まない。 暴かない。 無理に触れない。


 そうやって、呼吸を合わせてきたはずだった。


 ――でも。 拓海先輩の、一番やわらかくて破れやすい部分を、知ってしまった。


 知らなかった頃には、戻れない。


 それでも。 「今、息が出来てる」 そう言い切ったモモの声を、思い出す。


 苦しそうだったけれど、嘘じゃなかった。


 だから。


 私は、傷じゃなくて。


 今、息をしている拓海先輩を、信じたい。

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