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残響のプレリュード  作者: erg
第2部

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62/82

第2部 間奏曲 第12.2項

「あ~、あんなこと言うつもり、無かったんだけどな」


 一人になってから、ようやく本音が漏れた。


 拓海を守るために、胸に押し込めていた、拓海の傷。


 何も知らない二人だからこそ、拓海は自然に息ができていたのに。


 ……重荷を、背負わせちゃったな。


 結月はきっと、どんな拓海でも寄り添っていくだろう。 あの子は、そういう子だ。


 でも――ルナは、どうだろうか。

 エミが拓海を壊したように。 私が、ルナを壊してしまったかもしれない。

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