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第2部 間奏曲 第12.2項
「あ~、あんなこと言うつもり、無かったんだけどな」
一人になってから、ようやく本音が漏れた。
拓海を守るために、胸に押し込めていた、拓海の傷。
何も知らない二人だからこそ、拓海は自然に息ができていたのに。
……重荷を、背負わせちゃったな。
結月はきっと、どんな拓海でも寄り添っていくだろう。 あの子は、そういう子だ。
でも――ルナは、どうだろうか。
エミが拓海を壊したように。 私が、ルナを壊してしまったかもしれない。
「あ~、あんなこと言うつもり、無かったんだけどな」
一人になってから、ようやく本音が漏れた。
拓海を守るために、胸に押し込めていた、拓海の傷。
何も知らない二人だからこそ、拓海は自然に息ができていたのに。
……重荷を、背負わせちゃったな。
結月はきっと、どんな拓海でも寄り添っていくだろう。 あの子は、そういう子だ。
でも――ルナは、どうだろうか。
エミが拓海を壊したように。 私が、ルナを壊してしまったかもしれない。