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残響のプレリュード  作者: erg
第1部

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12/82

第1部 間奏曲 第8.5項

「長谷川」


 吹奏楽部顧問の山田が、拓海に声をかけた。


 拓海と結月が振り向く。


「吹奏楽部員として必要なことは全部やると言ったな」


「はい、言いました」


「それなら、リーダーを失ったセクションを、お前が指導してくれ。他に指導できる者はいない」


「......」

 

 こうなることは想定していた。

 頭の中で、もう一度タイムスケジュールを計算する。


「拓海先輩......」


「わかりました。何でもやると言ったのは自分なので」


「わたしも補助します!」

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