23.chapter
「………」
どうしよう。
「どうしたどうした! またも私の美声に聞き惚れてしまったか!? 無理もない!!」
とりあえずそのナルシ発言が鼻につく。
「泉? 知り合いなの?」
「知り合いだぞ! 知り合いどころか友人だ!」
いつの間に!!
いやほんとにいろんな意味でまずいって。何でバグキャラがこんなとこに出てくるの。
「とりあえず、あなた一体どこのどなたですの? お名前もおっしゃらぬまま生徒のお茶会に乱入だなんて、少々お行儀が悪いのではなくて?」
うんそれは正しい。でもねクリス。生徒がお茶会開いてるのもおかしいだろうし、そもそも不法侵入者っぽい人にそれ聞いても多分意味ないから。
「確かに正しいな! 名前か。私の名前が聞きたいのだな。ふふふ」
その意味もなく嬉しそうな笑いは何なんでしょうかね一体。
「だがしかし断る!!」
だったら始めから名乗らないと言えこの不法侵入者がぁああああ!!
「っていうかその身なり、客? どっかのお偉いさん? か、保護者?」
「いいや、私は教師だ!」
「あなたみたいに賑やかな先生にはお会いしたことがございませんけれど」
「当然だ! 私は引きこもりなうだからな!!」
あぁそうかい。だったらそのまま引きこもって教師辞めちゃえ。
とか毒づく私をよそに、その不審者は私の元につかつかと歩み寄ってきたのだった。




