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この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
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24.chapter

「ところで月華院 泉」

「フルネームはやめてください」

「じゃあ泉だな!」


 どうして下の名前で呼ぶ!!


「お前はこの学校に詳しいのか?」

「詳しいも何もここの生徒ですよ」


 やや引き攣(つ)りながら答えると、不審者はにんまりと笑った。


「ならこの学校を歩け!」

「毎日歩いてます」

「今からぐるぐる一周歩いて回れ!!」

「無意味な時間の消費は嫌です」

「歩け!」

「嫌だって言ってるじゃないですか。日本語くらい分かっていただけませんか」

「ほら早く!」


 何なんだこいつはぁあああああああ!!


 いきなりやってきて「お前は俺の友人だぜイェーイ」発言だけでも充分引くのに何なんだ! 歩けって何だ!!


「あなた、新人の教師ですの?」

「そうだ!!」

「あぁ、なるほど。泉、校内を案内してほしいんだよこの人」

「んなこと言われても、何が悲しくて不審者と歩かなきゃいけないの」

「痛烈だ! だが許してやるぞ! 私は寛大だからな!!」

「もう嫌だこの人……」


 私は頭を抱えて机に突っ伏した。

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