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この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
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22.chapter

 あの後、私は一応何とか流れに乗せて元のシナリオ通りに話を進めて教室に帰ってきた。


「あら、遅かったですのね。待ちくたびれましたわよ」


 ほんとにお茶会開いてたんですね。知りませんでした。


 クリスは疲れきった私に椅子を勧めて優雅に茶を淹れだした。今思ったんですけどその茶器と茶葉はどこから出現したんでしょうね。お金持ちは凄いです。


「大丈夫? 顔やつれてるよ泉」

「ほんとですわ。大丈夫でしたの?」

「全然大丈夫じゃありませんでした……」


 むしろあれのどこが大丈夫だったのか私は問いたいとも!


 あれでバグが起こらなかったら奇跡だって!!


「お兄様が何かおっしゃられたんですの?」

「そりゃ何かは言うよ、呼び出したんだし。でも予定外のセリフを私が吐きまくっちゃって、もう目茶目茶……」


 机に突っ伏した私に、侑香が痛烈な一言。


「それは自業自得と言う」

「きついこと言わないで……」


 ただでさえ凄く反省してるんだから……


「そうだぞ! イジメはだめだ! 世の中は平和が一番!」


 ………んっ?


 あれちょっと待って私なんかこの声にすごく聞き覚えがあるぞ☆


 ふ、振り返れない。怖くて振り返れません。だってこれって明らかに……


「私が直々に来てやったぞ、感謝しろ月華院 泉!!」


 しかも何か名前まで知られてるよ! 何で!?


「……誰」

「……まぁ……あなたのお知り合いですの?」


 二人して驚愕の表情でこちらを見ないで下さい!

 知り合いじゃないよ私この人の名前も知らないもの!!


 しかし私は怖くて振り返れないどころか硬直(フリーズ)してしまい、何も言うことが出来ない状態に陥(おちい)っていた。

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