ういちゃん☆ちぇっく! 〜3〜
―――ピコンッ!
『ういちゃんはとっても呆れてます』
『ういちゃんの声はおねーちゃんに届いてないんでしょうか?』
『届いてるよね? ういちゃんのことニセモノ扱いしてたもんね!』
『前回のアドバイスを覚えてる?』
『"周りの男全員に気をつけろ!"』
『"子供の成長は見守ると吉!"』
『"適度に休みを取れ!"』
『二番目はまあ、許しましょう。胡桃宝とのほどほどの距離感はいい感じだったよっ』
『だけど、一番目と三番目! 結果、白雪白詰も男の子で……おねーちゃんはストレスで倒れて……なになに? 百合ルートじゃないのかって?』
『悲しきかな百合ルートではないよ。おねーちゃんにはういちゃんがいるし!』
『……途中で見えるようになったでしょ? 白雪白詰の胸元にハートの器が』
『白雪白詰の真っ赤なハートを見て、おねーちゃん泣いてたもんね』
『はあ、まあとりあえず、ういちゃんはお仕事をします……今回までの好感度はこちらですっ』
【好感度】
灰司 棗 (クラスメイト)
0 / 100
蘭咲 黒 (また変な男が周りに増えた)
50 / 100 ★
胡桃 宝 (子供だから優しくしてくれ)
20 / 100
百合原 橙也 (気兼ねない友人)
20 / 100
白雪 白詰 (私のひかり)
85 / 100
『おねーちゃんの阿鼻叫喚が聞こえてくるようです……』
『でもこれはおねーちゃんが招いたことだから、ういちゃんは何も言うまい……』
『たった一年でおねーちゃんはバッドエンドを迎えそうだなんて言うまい……』
『……』
『……ういちゃんが優しくて良かったね、おねーちゃん』
『蘭咲黒は放っておいても好感度が上がっちゃう。だからといって、勝手に蘭咲黒のハッピーエンドへの道に行くわけじゃないよ』
『でもこのまま放っておくと、近いうちにバッドエンドは必ずおとずれる』
『白雪白詰もそれは同じ』
『解決方法までは言えない。でも衝動的に動くのはもうやめてね』
『……心配だからいってるんだよ?』
『んまっ! 言ったっておねーちゃんはどうせミスするんだろうけどね! じゃあ次はステータスにいってみよーっ!』
【ステータス】
相良 ひかり (相変わらず愛嬌はないようだ)
知性:60 体力:52 容姿:25
愛嬌:0 ストレス:38
『ステータスはちゃんと反映されているね』
『ストレスはまた倒れちゃったみたいだけど、夏休みだから良かったね』
『知性と体力もほどほどに上げてたんだ! それでも身なりもちょっとは気にしたら? 一応これは恋愛をするゲームなんですけど……』
『ノーマルエンドを目指してるからとかじゃなくても、ありのままでいすぎるのはよくないとういちゃんは思う』
『愛嬌のステータスについてはとくにコメントはございませんっ』
『さてさて、お叱りの言葉から始まったういちゃん☆ちぇっくですが、今回の百合原橙也への対応は意外と良かったんじゃないかな』
『あれは叱りすぎると危ないし、放っておきすぎると馬鹿な道しか選ばなそうだし』
『おねーちゃんが友達になるって決めたんだから、それなりの責任は取ってあげてね』
『それと、今回のアドバイスはもう特に何もないです』
『べつに拗ねてるわけじゃなくて、さっきの注意点以外だったら次回は何とかしそうだと思ったから』
『ふふふ、次回ってなに? とか聞こえてきそう』
『でも内緒。おねーちゃん、ゲームをめいっぱい楽しんで』
『そして、しばしの夏休みを存分にお過ごし下さいっ!』
『夏休みもういちゃんとあそんでね〜! バイバーイ!』
―――プツン、
これにて第二章完結しました。
ここまで書けるとは自分でも思っていませんでしたが、これもひとえに読んでくださる皆様のおかげです。゜(゜`ω´°)゜。
次は幕間を挟み、第三章へと向かいます。
もし良ければ、評価やブクマなどいただければ嬉しいです!
では幕間、第三章もがんばりますヽ( 'ω’ )ノ




