表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で 友達たくさん できました  ~気づいた時には 人脈チート~  作者: やとり
最終章 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

199/206

第189話 メイドイン

 クレアたちには、教会とその周辺でイベントを行いたいこと、期間限定でそのエリアで魔族が自由に出歩けること、教会側から許可をもらっていることを説明した。

 また、商業ギルド等へ申請など、イベントを開催するのに必要な手続きもきちんとすることを伝えた。

 神様に色々と相談にのってもらえたおかげで、そういった部分に関しても決めることができたからな。


 それと、イベント内容や警備については、俺の考えている案を言いつつ次に皆と集まった時に相談して決めたい、と説明した。

 ……ただ、説明している時にこれ魔皇側も呼んだ方が絶対にいいな、と気づいてしまった。


 ヒカリ以外の魔皇はあんまり忙しくないみたいだし多分大丈夫、だよな? と思ったんだが、やっぱり不安になったので、まずはホムラとアオイに連絡してみた。

 どちらからもすぐに返信がきて、問題ないとのことだった。

 ……他の皆にも確認するけど、とりあえずこの二人がいれば問題ないだろうしな。


「……途中で脇道に逸れてすまん。とりあえず、ホムラとアオイは問題ないみたいだ。……それで、クレアにはこの国でそんなイベントを行っても問題ないか、国から何か言われそうかとか、今のうちに対処した方がいい内容を確認したいんだ」


「そうですわね……。まず、(わたくし)個人の意見として、ハクトさんのイベントに大賛成なのですわ。ですので、できる限り協力するのですわ! それで、ハクトさんは異世界から来たにもかかわらず、イベントを行う上で必要なことをきちんと把握できていますし、教会側からの許可もありますので、おそらくウィズダム王国側からも問題ないと言えると思うのですわ」


 神様からも問題ない、と言われていたから大丈夫だとは思ったけど、この国の王女様であるクレアからもそう言ってもらえてよかった。


「それを聞いて安心したよ。もし問題がありそうならすぐに伝えてくれると助かる。……それと、クレア側で対処できそうな問題については、クレアに任せても大丈夫か?」


「もちろんなのですわ! むしろ、頼られない方が悲しいのですわ!」


 うん、ちょっと抜けてる時もあるけど、クレアの協力はありがたい。


「ハクト様、いつの間にかそこまでの事を考えていたのですね……。しかも、既に教会からの許可まであるとは、流石はハクト様ですね」


 そんなことを考えていると、リューナから突然よいしょされてしまった。

 うーむ。


「あー、えっと。……実は、神様に色々と協力してもらったんだ。この国の法律とかを教えてもらったり、俺の漠然とした考えを具体的にしてくれたりと、俺だけじゃここまでできなかったよ。それに、魔皇に連絡していない、ってミスもしちゃったしな」


 神様に手伝いをさせた、なんて言いづらかったけど、全部俺がやったって思われるのも問題だからな。

 まあ、神様から提案してくれたし、俺だけでは絶対に計画を形にできなかったから、断るって選択はなかったけどさ。


 ……誰かに頼りっきり、ってのはもちろんよくないけど、俺が手伝って欲しい場面で手を差し伸べてくれたなら、断るよりも感謝しつつお願いした方が、どちらにとってもいいよな。

 その上で、俺自身ができることはきっちりとやっていく、というのを心掛けていきたい。


 まあ俺はそんなことを考えていたんだけど、

 

「創造神様にまで協力してもらえるとは、流石はハクト様です」


 なんてリューナから言われた。

 ……これ、何か理由をつけてリューナが俺を持ちあげたいだけなのでは?

 ハクトは訝しんだ。


「ま、まあそれは置いておくとして。このイベントにはマオも参加してほしくて、神様に問題ないか確認したんだ。そしたら、もちろん許可するとも、と快諾してもらえたんだ。あの場所であれば、さっきクレアが言っていた問題もないだし、魔皇からの許可ももらえると思う。……後は、マオ自身が行く、と言ってくれるかどうかなんだけどな」


「……確かに、そうなのですわ。この前マオさんから話を聞いたとき、マオさんはとても反省している様子だったのですわ」


「それでしたら、私にお任せください。もしも固辞された場合、マオを気絶させてでも連れて来ますので」


「いや、きちんと説得して連れてきてほしいんだけど……」


 若干不安に思いつつも、リューナにお願いすることにした。

 ……ま、まあ、後で魔皇たちにも伝えるし、多分ホムラが何とかしてくれるだろう。


 俺が確認したいことは確認できたし、国への確認はクレアが請け負ってくれた。

 一番の懸念事項は終わったし、次に皆と集まるまでに進められそうな部分をやっていくとするか!


 なんて、俺が心の中で意気込んていると、メイドさんがお昼の準備ができました、と呼びに来てくれた。

 ……気づけば、もうそんなに時間が経っていたのか。


 さて、それじゃあ皆で食事をする部屋に行こう、と立ち上がったところで、


「そういえば、リューナさんはどうしてメイド服を着ているのですわ?」


「え、今!?」


 と、本当に今更な質問をされた。



 部屋に移動しながらクレアに確認したのだが、あまりに自然ですぐには気づかなかったとのことだ。

 一方のメアリさんは、前からリューナがメイド服を着たいと聞いていたので、何も疑問に思わなかったらしい。


 ようやくメイド服の話題になったのでリューナに聞くと、この服はディニエルが製作したものだそうだ。

 完成したのは何週間も前みたいだけど、お披露目するタイミングを見計らっていたようで、多くのメイドさんがいるお城に行く今日が正式なドラゴンメイドデビューの日に相応しい、とかなんとか。

 ……ドラゴンメイド云々はもうあきらめているので、リューナが楽しんでるならそれでいいかな、うん。


 さて、今日のお昼だが、前回魔皇の城で食べた食事に対抗してか、この国で取れる食材のみを使ったメニューを提供された。

 とはいえ、この国はエルフの里やアキナの出身地である日本風な地域などがあり、メニューも様々な料理があった。

 流石に世界樹の新芽はなかったけど、野菜のみを使ったエルフの伝統的な料理、うなぎの蒲焼など俺の元いた世界でも高級な部類な料理などがあり、どれもとってもおいしかった。


 食後は、これもまた対抗してか、お城の中を色々と案内してくれた。

 流石に王族が生活するエリアには通されなかったけど、武器庫や宝物庫という、ここ本当に入っていいの? なんて思う場所まで案内してくれた。


 これは流石にちょっとまずいのでは、と思いクレアに確認したのだが、


「ハクトさんであれば悪用しないと信頼しているので大丈夫なのですわ! それに、アオイさんから聞いた情報からすると、ハクトさんがその気になればいつでも盗めるので、どちらにせよ問題ないのですわ!」


 なんて言われた。

 ……あんまり考えないようにしているけど、俺の持つ魔力を本気で使えばできるかもしれないけどさ。


 案内が終わった後は最初の部屋に戻りのんびりとお茶会をし、おいしいお菓子とお茶を楽しんだ。

 ……その時の会話で、リューナが龍人族にドラゴンメイドというものを広めている、なんて話をメアリさんにしていたけど、聞かなかったことにしていいかな?


 いい時間になったのでそろそろお城をお暇しようかな、とクレアに言うと、


「今日はどうだったのですわ? 魔皇のお城もいいですが、こちらのお城でも色々なおもてなしができるのですわ! ですので、こちらにも遊びに来て欲しいのですわ!」


 なんて言われた。

 ……魔皇の城と比べて人も多いし、まだ会ったことのない偉い人もいるし、ただ遊びに行くってのはちょっと尻込みしちゃうな。


 ま、まあ、クレアがこう言ってくれているし、おいしい物を食べさせてもらえるのは嬉しいし、今度ソフィアと一緒に来てみようかな。

 ……偉い人には偉い人、ということで、メイとかハヤテを誘うってのもありかな?


 あ、帰り際にお土産はきちんともらいました。

 ……ただ、それを受け取った時に、俺も手土産とか持ってくるべきだったのか、いやお城に手土産ってどうなんだ? なんて悩んでしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ