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わたしのしあわせ  作者: mikataka
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わたしのしあわせ 89

本屋さんに着いてこうちゃんと合流、それからフードコードに行って説明してくれたの。

要約すると、小林さんと鈴木さんは従妹同士で、小林さんのお父さんと鈴木さんのお母さんが兄妹。そしてお父さん同士が幼馴染で、鈴木さんのお父さんがお母さんと付き合って結婚。さらに、小林兄妹は小さい頃から空手やってて、鈴木さんのお父さんは剣道。その流れで小林さんと鈴木さんは両方やってたんだって。中学に入ると剣道部は有るけど空手部は無いから2人とも剣道部に。それでも空手は道場で続けてて、道場の女子の中ではトップ2なんだって、それも防具付けたフルコンタクト、どちらが得意かと言えば空手だって。

ナンパ事件の2人は同じ中学だったって。もう1人幼馴染の男の子がいるんだけど、その子は体が小柄で、れいの2人にいじめられてたんだって。それを知った2人がキレて、あの2人をボコボコにしたって。

鈴木さん「クラスの女の子でかわいい字を書くのがいて、その子に頼んで2人別々にラブレター書いてもらったんですよ、それで夜の公園に呼び出したんです」

小林さん「道場の女の子の中で強いの5人連れていって囲んだんですよ。それから金髪の方を私が、茶髪の方を光がそれぞれボッコボコにしたんです」

鈴木さん「腕と肩を集中的に殴って、腿と尻を蹴りまくって、立てなくなるまでやりました」

小林さん「あいつら同じことをその幼馴染にもやってたんで同じことしてやっただけなんですけどね、最後には土下座しながら泣いてました」

鈴木さん「それ以来、あいつらにとって私たち2人は恐怖の対象です、だからもう何もしてきませんよ」

私「それじゃ会動員って言うのは?」

小林さん「道場ですよ、拳流会です」

こうちゃん「じゃあ空手は今でもやってるの?」

鈴木さん「うん」

こうちゃん「おまえらもみかたで良かったよ、勝てる気がしない」

小林さん「素手なら負ける気がしないね」

私「剣道部って素手でも強い人が3人もいるんだ」

鈴木さん「その3人で言えば、最強はやっぱり古賀かな」

小林さん「そうだね、あいつ目もいいから、蹴り入れても掴まれそう」

鈴木さん「私たちの体重だと、蹴り入れてもあいつにはダメージ無いだろうね」

私「でも知らなかったから驚いたよ」

鈴木さん「まあ安心して下さい、ここであいつら見かけたらまたデートしてやりますよ」

こうちゃん「怖いデートだなあ」

小林さん「でも笑える失敗もやったね」

鈴木さん「どれの事?」

小林さん「あれだよ、面取りゲームが組手になっちゃった」

鈴木さん「あああれね、明日香が私の面剥ぎ取りにきて、私が反射的に膝蹴りいれちゃって、スイッチ入って空手始めちゃった」

小林さん「そうそう、しばらく組手やってたら先生来ちゃって、その後2人とも立てなくなるまでかかり稽古、死ぬかと思ったよ」

こうちゃん「あれってそういう事だったんだ、ケンカ始めたのかと思ってたよ」

小林さん「あれはそういう事だったんだよ」

鈴木さん「けっこう楽しかったよね」

私「でも2人ともすごいね、剣道であれだけやって、さらに空手もなんて」

鈴木さん「私たちはそれが普通だから、慣れてるんですよ」

小林さん「私たちはどっちも好きだから、あえて言うなら格闘技オタク?」

鈴木さん「そうかもね」

私「2人の彼氏になるには、2人より強くないとなれないね」

鈴木さん「それはどうかなあ、明日香はその幼馴染の事好きだし」

小林さん「それは言わないでよ、光がアニキ好きってばらすよ」

鈴木さん「もう言ってるじゃん、だって健一さんかっこいいし優しいし、私より強いし、最高じゃん」

私「2人の恋バナ聞かないと思ったら、そんな事になってるんだ」

小林さん「まあ2人の間では全然秘密じゃないんで」

鈴木さん「あ~健一さんの彼女になりたい~」

私「告白はしたの?」

鈴木さん「いや、無理です、恥ずかしくて」

小林さん「私から言おうか?」

鈴木さん「いやいやいや、やめて、お願い」

2人とも見てて飽きないな。

強くてもかわいいんだ。


みんなでクルマに乗って帰ったの。

私「ただいま帰りました」

お母さん「お帰り」

2人「おじゃまします」

するとチコちゃんがお出迎えしたの。

小林さん「チコちゃん、めっちゃ大きくなってる~」

鈴木さん「すご~い、この前はあんなにちっちゃかったのに」

そう、チコちゃんはあっと言う間に大きくなってて、柴犬の成犬位の大きさになってるの。

私「いたずらも派手になってるんだよ」

小林さん「めっちゃかわいい~!」

こうちゃんが「チコ、ハウス」っていうと、すぐにケージに入ったの。

ほんとチコちゃん、おりこう。


みんなでにぎやかにお昼食べて私の部屋に行ったの、一番楽しそうなのはお父さんだったよ。

小林さん「美佳さん、ここに住んでるんですか?」

私「うん、お父さんのご厚意でね」

鈴木さん「これじゃ同棲じゃないですか」

私「ただの居候だよ」

鈴木さん「だって隣の部屋って森田の部屋ですよね?」

私「そうだね」

小林さん「すっかり嫁の扱いって事ですか?」

私「というより娘?」

2人そろって「すご~い」

私「さあ、始めよ」



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