わたしのしあわせ 84
変な事を思い出したの。
あいつ、ゴム付けずにすることもよく有ったけど、妊娠どころか遅れた事も無かったなって。
なんでこんなこと思い出したかって言うと、こうちゃんと結婚出来たとして、妊娠出来るのかなって思ったの。
考え始めたら不安になって来たの、もし不妊だったらこうちゃんがっかりさせちゃう、お父さんもお母さんもがっかりさせちゃう、もしかしたら結婚に反対されるかも。
まだ早いのはわかってるけど、気になり出したら不安になって来た。
晩御飯の片付けしながらお母さんに相談してみたの。
私「もしもの話しですよ、ホントにもしもの話しですけど、もし私が不妊だったらどうしますか?こうちゃん1人っ子だし、もし子供が出来なければ、お母さんならどうします?」
お母さん「ずいぶん気の早い話ね、私自身は当人同士が幸せならそれで良いんだけど、確かに跡取り問題になるのよねえ」
私「こういうのって、病院で診てもらってわかる物なんですかねえ」
お母さん「そう言うのが有るとは聞いた事も有るけど、どうなんだろうね。もし気になるなら一度病院で相談しても良いかもしれないけど」
私「気にしすぎかなぁ」
お母さん「嫁に来てもらう側としては、気になると言えば気になるけどね」
私「もう少し考えてみます」
お母さん「そうね、まだ急ぐ事でも無いしね」
ネットで調べてみると、ブライダルチェックって言うのが有るみたい。いろいろ検査して妊娠出来る体なのか、障害になる物は無いかを調べてくれるらしいの。中には定期的に受ける人もいるんだって、女性特有の健康診断みたいな意味も有るみたい、これ受けてみようかな?
婦人科で受けられるみたいで予約が必要みたい、次の平日のお休みに予約。
私「来週の水曜日に予約しました、女性特有の健康診断みたいな意味も有るみたいで、定期的に受ける人もいるみたいです、難しく考える必要は無いみたいですよ」
お母さん「その日なら一緒に行けるけど、どうする?」
私「初めてでちょっと不安だから、お願いします」
お母さん「わかった、一緒に行こうか」
私「はい」
またお母さんに甘えちゃった。
翌日の月曜日、仕事から帰るとすぐにこうちゃんも帰って来たの。
私「お帰り~、あの2人どうだった?」
こうちゃん「もうね、2人ともデレデレ、聞いたら朝も古賀が迎えに行って一緒に来て、部活にも一緒に来てたよ。加藤にも教えておいたんだけど、からかっても山本の自慢始めるからからかい甲斐が無いよ。山本も女子達にからかわれてたけど、逆に自慢してたって」
私「すごいラブラブだね」
こうちゃん「もちろん帰りも一緒だったよ」
私「稽古は?」
こうちゃん「そこはさすが古賀だよ、たるむどころかいつもより気合い入ってた」
私「山本さんが見てるしね」
こうちゃん「気持ちはわかるよ、俺も美佳ちゃんが来ると気合い入るからね」
私「今度の土曜日仕事なんだよね、行きたいなあ」
こうちゃん「平日の休みに来る?」
私「行ってみようかな、でも大丈夫なの?」
こうちゃん「大丈夫でしょ、名誉マネージャーだし」
私「平日は何時から?」
こうちゃん「3時から」
私「それじゃ行こうかな」
こうちゃん「それじゃ先生に言っておくよ」
私「うん、よろしくね」
検査当日、お母さんと一緒に病院に行ったの。言われてた通り少し早く行って、問診票書いて待ってたの。少し待ったけど、検査自体は1時間かからない位で終わったよ。
呼ばれて結果を聞くと問題になる事は何も無いって。
良かった~、安心出来たよ。
帰りのクルマでお母さんとお話したの。
私「問題無くて安心出来ましたよ、ちょっと高かったけど、安心出来たから良かったです」
お母さん「ほんとね、これで孫の顔も見れそうね」
私「まだだいぶ先ですけどね」
こうちゃんの子供生めそう。
良かった~。
私「ついでにお茶して行きません?」
お母さん「いいわね、行こうか」
ちょっとしゃれた感じの喫茶店が有ったから、そこに入ったの。
メニューを見るとサンドイッチが美味しそう。
私「サンドイッチ美味しそうですね、セットだとサラダとスープも付きますよ」
お母さん「ちょっと早めだけど、ここでランチにしちゃう?」
私「それも良いですね、そうしましょうか」
コーヒーも美味しい。
私「忘れてましたけど、アパートにコーヒー豆と紅茶の茶葉が有るんですよ、後で取って来ますね、後で一緒に飲みましょう」
お母さん「良いわね、豆を挽く所からやるの?」
私「はい、挽きたての方が美味しいんですよ」
お母さん「それじゃ何かお菓子も買って行かなきゃ」
自分でコーヒー淹れるの久しぶりかも、ちょっと楽しみ。
帰りに洋菓子屋さんでバームクーヘン買ったの。自家製だって、美味しそう。
家に着いたのがお昼位。
アパートに行ってコーヒー豆とかミルとか取ってきて、早速挽いてみたの。
お湯を沸かしながら豆は細かく挽いて、沸いたお湯でデカンタを温めてからフィルターをセットして。
このフィルター、ステンレスに細かい穴が開いてるタイプで紙のフィルターが要らないの。挽いた豆を入れて、お湯を全体に濡らす感じでかけて1分蒸らすの。その後お湯を注ぐんだけど、ある程度粉が躍る位の勢いで、思い切りよくかけるの。フィルター沿いに優しくかけるやり方も有るけど、これは好みで良いかも。
お母さん「ん~いい香り、コーヒーは香りも美味しいよね」
私「私もこの香り大好きなんですよ、挽きたての豆の方が香りがいいような気がして、挽きたてが好きなんです」
お母さん「ホントにステキな香り」
ドリップが終わってカップに入れて、2人で飲んだよ。
お母さん「美味しいわね、苦みが弱くて香りがステキ」
私「私はこの豆が好きなんですよ、たまに苦いのも飲みますけど」
一緒に食べるバームクーヘンも美味しい。
私「今日は後でこうちゃんの部活に行ってきます、平日に行くの初めてだから、ちょっと楽しみです」
お母さん「美佳ちゃんが行ったら、あの子また張り切っちゃうね」
私「でも稽古のこうちゃんもかっこいいんですよ」
お母さん「あなた達もほかの子の事言えないよね、ラブラブで」
私「へへ~」
飲み終わって片づけて、道具は食器棚に置かせてもらったの。
私「そろそろ時間だから、行ってきますね」
お母さん「うん、行ってらっしゃい」




