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わたしのしあわせ  作者: mikataka
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わたしのしあわせ 79

次の土曜日、部活に行ったの。みんなに挨拶して、佐藤さん達と少しおしゃべり。

佐藤さん「美佳さん先週熱出したって、大丈夫ですか?」

私「もうすっかり、ありがとうね」

山本さん「スカート洗濯したら少し縮みました、めっちゃギリギリになっちゃいました」

私「気を抜くと見えちゃうから気を付けてね、階段とかだと丸見えだから、カバンとかで隠すんだよ」

山本さん「はい、それとTバック買っちゃいました」

私「はいてみた?」

山本さん「はい、めっちゃ気持ちいいです」

私「冬は寒いけどね、慣れると病みつきだよ」

山本さん「届いてから毎日はいてます」

小林さんが来て「あのフリンジ、洗濯したらいい感じになりましたよ、冬の為に長めのも欲しくなっちゃいました」

私「足首辺りにフリンジ付いててもかわいいと思うよ」

小林さん「今度また一緒にやってもらえますか?」

私「もちろん良いよ、私も作ろうと思ってるんだ、先週は熱出して出来なかったけどね」

小林さん「ところでですね、古賀からの山本ちゃんへの視線が熱いんですよ」

私「そうなの?」

小林さん「ねえ山本ちゃん」

山本さん「実はですね、明日2人でお出かけするんです」

私「そうなの?」

山本さん「この前帰りに誘われて、映画観に行く事になっちゃいました」

山本さん、めっちゃニコニコしてる。

私「あのスカートはいてくの?」

山本さん「そのつもりです」

私「山本さん脚がキレイだから、メロメロになっちゃうよ」

山本さん「へへ~」

楽しそう、かわいいなぁもう。

小林さん「しっかし、このちっちゃくてかわいい山本ちゃんがあのゴリラとデートかあ、ビックリだよ、あのゴツいののどの辺が良いの?」

山本さん「あの壁みたいな背中かなあ、あと丸太みたいな腕とか、顔はイケメンじゃ無いかもだけど、愛嬌有ってかわいいよ」

あれをかわいいと言ってしまうんだ。

小林さん「山本ちゃんからはかわいく見えるんだね」

山本さん「うん、かわいい・・よね?」

これはこれは。


そこに高橋先生がきたの。

私「おはようございます」

高橋先生「井上さん、おはようございます」

私「こうちゃんの上段はどうですか?教えに来てくれた先生が丁寧に教えてくれたって言ってましたけど」

高橋先生「私の叔父ですね、覚えが良いから教えやすいって言ってましたよ」

私「本人もやる気になってて、かい木刀で片手素振りしてますよ」

高橋先生「森田君は覚えが良いから形になるまで早いと思います、後はメンタルですね」

私「メンタルですか?」

高橋先生「上段というのは胴も突きもむき出しの構えで、左小手も狙われやすい位置なんです、怖いですよ。そこを狙ってくる相手の面を上からぶった切る構えなんです、だから攻め方も中段とはまるで違います。森田君は強くなりたいという気持ちが強いので、そこも良いですね」

私「なるほど」

こうちゃん、すごく期待されてるよ。


準備運動前だけど、加藤君に竹刀を横に構えてもらって片手面の練習してる。

交代して加藤君も片手面の練習してる、中段から竹刀を頭の上で回して片手面、加藤君もかっこいいじゃない。

その日の稽古が終わってからも、こうちゃんと加藤君の2人は打ち込み台で練習してた。

先生がいたから聞いてみたの。

私「中段からも片手面って出来るんですね」

高橋先生「ああ、私もたまに使いますよ、片手の方が遠間から打てるのと、動きで相手の意表を突く効果も有ります、使いこなせれば武器になりますね」

なるほど。

私「片手なのに早いんですね」

高橋先生「井上さんも目が肥えて来ましたね、あれはコツというかやり方が有るんですよ。右手で途中まで押して、そこから投げるんです、左手は親指で相手の喉を突くイメージですね」

確かに見てると右手は投げてる。

私「単純に見えても奥が深いんですね」

高橋先生「まあ2人とも始めたばかりですから、これからですよ」

2人とも期待されてるな。ん?古賀君がいない、と思ったら外で竹刀の手入れしてたよ。

私「古賀君、もう慣れた?」

古賀君「はい、慣れたんですけど、つい力が入り過ぎて竹刀の痛みが早くて」

私「こうちゃんもよくやってたけど、カーボンにしてからはそうでもないよ、竹だとどうしても割れちゃうって」

古賀君「カーボンだとちょっと高いんですよね、でもこれだけ割れるとカーボンの方が安上がりかなぁ」

私「そういえば、明日山本さんとデートだって?」

恥ずかしそうに「いやぁ、へへ」

私「この前山本さんとスカート改造してね、それをはいていくって言ってたけどけっこう短いのね、階段とかエスカレーターだと見えやすいから後ろに立って目隠ししてあげてよ、エスカレーターだと一段か二段下で」

古賀君「わかりました、鉄壁になります」

私「よろしくね」


私「古賀君に壁役頼んどいたからね」

山本さん「そうなんですか?」

私「うん、鉄壁になりますって」

山本さん「へへ~」

私「階段とかエスカレーターで、一段か二段下にって言っておいたからね」

山本さん「はい、ありがとうございます」

楽しそう、山本さんもかわいいなぁ。

こうちゃんと加藤君はまだやってた。

私「終わらないねえ」

佐藤さん「終わりませんねえ」

こうちゃんの所に行って「熱心なのは良いけど、お腹空かないの?」

こうちゃん「そういえば」

私「加藤君も佐藤さんが待ってるよ」

加藤君「あっ、ごめん」

時間が飛んでたみたい、先生に一言挨拶して帰ったよ。


帰りながらこうちゃんに

私「ずいぶん熱中してたね」

こうちゃん「うん、やり方はわかったから、後は打って体で覚えないとね」

私「竹刀を横に構えるなら私でも出来るんじゃない?」

こうちゃん「うん、難しくはないよ」

私「家でやる時は手伝うよ」

こうちゃん「それじゃ今度お願いしようかな」

私「その時は言ってね」

こうちゃん「うん」

ちょっとだけ怖いけど。



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