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わたしのしあわせ  作者: mikataka
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わたしのしあわせ 74

お父さんが続けて言ったの。

私「どうだろう、とりあえずマスコミ云々はともかく、当面うちに住まない?今の話を聞いた後じゃ美佳ちゃんを1人にするのは心配だからね。アパートを引き払うのは保留にするとして、うちにいれば1人になることもほとんど無いだろうし、その方が安心出来るんじゃないかな?」

そうさせてもらえれば、1人になって不安になることも無いと思うけど

私「でも、そこまで甘えちゃって良いんですか?正式に婚約してないのに、そこまで甘えるのはさすがに気が引けるというか・・・」

お父さん「美佳ちゃんがそう言うだろうとは思ったけど、私としては心配な気持ちが大きくてね、そうしてもらえれば私もお母さんも安心出来る。アパートも隣だから、何か必要になったらすぐに行けるし、どうかなあ」

私「実家のお母さんに相談してからでも良いですか?正直な気持ちを言えば、そうしたいとも思うんですけど」

お父さん「それじゃそうしよう、別に無理にと言ってる訳じゃないからね」

私「わかりました、ありがとうございます。母はたぶん賛成してくれると思うんですけど、相談はしておかないと」

お母さん「私もその方が良いと思うよ、何か有っても私もこうもそばにいるから、遠慮なんてしないでね」

私「はい、ありがとうございます」

お父さんもお母さんも、私を守ろうとしてくれる。

こうちゃんとの事が無ければ私なんて赤の他人なのに、こんなに親身になってくれて、すごく嬉しい。


そのままお隣でお昼ごはんを一緒に食べて、片付けが終わって借りるお部屋に行ったの、実家のお母さんに電話する為に。

こうちゃんの婚約宣言から始めて、お父さんにお話したこと、そこからお隣に住まないかって提案された事、私はその提案を受けたい事を説明したの。

実母「でもそこまでお隣に甘えるのは申し訳ないよねえ」

私「私もそう思うんだけど・・・」

実母「まああんたも子供じゃ無いしね、食費と光熱費を入れる事を条件にすれば申し訳も立つんじゃない?」

私「そうか、そうかもね、提案するよ」

実母「それから、ご挨拶は私が行くよ、チコちゃんにも会いたいし」

私「わかった、それも伝えておくよ、いつ来る?」

実母「そちらのご都合が良ければ来週末にって言ってみて、良ければ来週末にお邪魔するから」

私「うん、伝えるよ、また連絡するね」

実母「皆さんによろしくね」

私「わかった」


リビングに戻って伝えると

お父さん「まあ食費と光熱費については正論だな、ただの居候じゃ肩身狭いだろうし、そうしようか」

私「それと、ご都合良ければ来週末に母がこちらに来るって言ってます、お世話になるからそれが筋だって」

お母さん「お母さんがその方が良いならそうしようか、婚約の話しも正式な物では無いしね」

私「それじゃ、そう伝えておきますね」

座り直して「私の為にこんなに考えて頂いて、本当にありがとうございます」

お母さん「これからよろしくね」

私「はい、こちらこそよろしくお願いします」

その後、こうちゃんにも手伝ってもらって、当面必要な物を運んだの。


次の土曜日に山本さん達と約束してたから、LINEで連絡して一週間延期してもらったの。

借りた部屋に持ってきた荷物の整理して、夕方にはすっかり私の部屋になったの。

それからこうちゃんとチコちゃんのお散歩、トコトコ歩く姿がかわいい。

私「こうちゃん」

こうちゃん「ん?」

私「こうちゃんってお父さんに似てるよね」

こうちゃん「そお?」

私「うん、聞き終わった時の反応が似てた」

こうちゃん「お父さんも美佳ちゃん大好きだからね、昔から美佳ちゃんみたいな娘がいたらなって言ってたよ」

私「そうなんだ」

こうちゃん「最近は毎日来てるけど、美佳ちゃんが来た時と来なかった時で機嫌が違ってたんだよ、来るとニコニコしてたから」

私「私、小さい時からお父さんいなかったからお父さんってどんな感じかわからないんだけど、こんなお父さんだったらいいなって思ったりしてたよ」

こうちゃん「お父さんが聞いたら喜ぶよ、きっと」

私「お母さんもだけど、いつもかわいがってくれて本当にありがたいよ、違う所に住んでたら泣きながら帰ってたかも」

こうちゃん「そしたら俺も美佳ちゃんに会えなかったんだ、偶然に感謝だね」

私「ホントそうだね」

話しながら歩いてると他の犬が来たの。ミニチュアダックスだったんだけど、チコちゃんに吠えて来たの。チコちゃん怖がってこうちゃんの後ろに隠れたの。その姿見て、こうちゃんと初めて会った時を思い出して笑っちゃった。

こうちゃん「どうしたの?」

私「こうちゃんに初めて会った時の事を思い出したの、お母さんの後ろに隠れて恥ずかしそうにしてたんだよ」

こうちゃん「覚えてるよ」

私「そうなの?」

こうちゃん「かわいいお姉さんで恥ずかしかったんだよ、あの時から好きだったから覚えてるよ」

私「そうなんだ」

こうちゃん「うん」

改めて聞くと嬉しいな。

帰って、チコちゃんのウンチをトイレに流して晩御飯の準備。今日からはお手伝いじゃなくて、お母さんと一緒にってなるんだよね。料理のレパートリー増やさなきゃ。



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