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わたしのしあわせ  作者: mikataka
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わたしのしあわせ 60

金曜日は仕事だから定時で上がって学校に行ったの。行くと晩御飯の途中だったんだけど、みんな揚げ物が食べられなくて苦労してたよ。

私「来たよ、あんまり食べて無いねえ」

こうちゃん「ついさっきまでかかり稽古たっぷりやったし、暑いし、揚げ物キツイよ」

私「でも食べないともたないよ」

こうちゃん「そうなんだけどね」

私「ほらっ、みんな男見せて!」

みんな頑張って完食したよ。

私「よく出来ました、かっこいいよ」

こうちゃん「うっす」

みんなの頭をワシャワシャしてあげたの、それを見てたほかの学校の子達も頑張って食べてたよ。

私「もうすぐ夜の稽古でしょ?体休めなさい」


手伝いで来てたお母さんに「なんとか食べてくれましたね」

お母さん「みんな美佳ちゃんに言われたから頑張ったんじゃない?やっぱりかわいいお姉さん効果ね」

へへへ

私「片付け手伝いますね」

お母さん「ありがとう、多いから助かるわ」

4校で30人分の食器は、確かに洗うのたいへんだったよ。

洗いながらお母さんとほかのお母さん2人とおしゃべり。

次に30人分の朝ごはんを用意。と言ってもまとめて作っておいて、それぞれ自分で取れるようにしておくんだけとね。でも4人でおにぎり100個はたいへんだったよ。

そこに男性が来て

「美味しかったです、ありがとうございました」

どこかで見たような・・・

お母さん「いえいえ、お粗末様です」

「もしかして、こちらの方が名誉マネージャーの井上さんですか?」

お母さん「はい、うちの嫁です」

はい?!

私「井上です、今日は仕事だったのでこんな時間になりましたけど」

「水戸三高顧問の坂田です、よろしくお願いします」

私「こちらこそ、よろしくお願いします」

「それではこれで」

お母さん「かっこいい先生ねえ」

ああ、思い出した。

私「あの人この前の新人戦で、うちの高橋先生に勝った人ですよ、あの高橋先生に勝つってすごく強いって事ですよ」

お母さん「高橋先生ってそんなに強いの?」

私「学生全日本で2位になったそうですよ」

そしたら一緒に片付けしてたお母さんが

「うちの息子が水戸三なんですけどね、坂田先生は大学生の頃に学生全日本で優勝してるって」

私「それってかなりすごいですね、高橋先生よりも強いわけだ」

お母さん「高橋先生も若くて美人だから、お似合いかもねえ」

私「なるほどぉ、高橋先生も自分よりも強い人って少ないだろうし、交流が多ければもしかしたら・・・」

「坂田先生も25でそろそろお年頃だし、それいいかも」って水戸三のお母さん。

これは面白いかも。


片付けと朝食の準備が終わって帰ることにしたの。

家に着いて。

お母さん「明日は行くの?」

私「はい、そのつもりです」

お母さん「私もお手伝いに来ようと思ってるから、乗せて行ってくれる?」

私「わかりました、朝迎えに行きますね」

お母さん「お休み」

私「おやすみなさい」

明日もハードになるんだろうな。


2日目は6時半にお母さんを迎えに行って7時前に到着。体育館では追い込みの真最中なんだろうね。

朝ごはんと言ってもメインのおにぎりは昨夜作って冷蔵庫に入れておいたので、それを出すだけで作るのはお味噌汁。

具は大根で葉っぱも入れるんだけど、食べてみるとこれが美味しいの。

後は梅干し、熱中症防止にもなるし、塩分補給も出来るし。


早朝の稽古が終わってみんなが来はじめたの、なんだか既にフラフラ。この前の合宿でも見てるからわかるよ。

こうちゃん達が座ったから

私「みんなおはよう、朝からお疲れさま」

みんな挨拶を返すのもやっとって感じで、食べ始めないの。

私「早く食べないと、次の稽古始まるよ」

みんな「はい~」

返事はするけど手が出ない。

私「この辺のおにぎり、私が作ったから食べてよ」

みんなようやく食べ出したよ。

ほかの学校の子達のところにも行って「お味噌汁おかわりする人いるかな?まだ有るよ」って言うと何人かが「お願いします」って。こうちゃん達の所に戻ると、みんな食べ終わって食器を集めてくれてたの。「そのままで良いよ」って言ったけどまとめるだけはやってくれたの。ほかの学校の子達も同じようにしてくれたから、片付けがだいぶ楽になったよ。洗い物してからお昼の準備。



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