表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わたしのしあわせ  作者: mikataka
40/287

わたしのしあわせ 40

お母さん、特に買いたい物が有った訳じゃなくて、私と2人で話したかったみたい。私はスカート2着、膝丈のプリーツスカートと、膝丈の台形。どちらもカジュアルな感じの。

一度アパートに帰って、足を伸ばして世間話。

お母さん、封筒にお金入れて

実母「これ、明日私が帰ってからお隣の奥さんに渡して、あんたからじゃ受け取らないんでしょ?」

私「そうなの、だからお手伝いしたり食後のデザート買ったりしてるんだけどね」

実母「ちゃんと渡してね」

私「うん」


夕方になって、お隣のご主人にもご挨拶。晩御飯食べながら談笑。

お母さん「明日は偕楽園に行くんでしょ?」

私「はい、朝から行って、お昼食べたら帰るそうです」

実母「明後日は仕事ですから、早めに帰らないと」

お母さん「もっとゆっくり出来れば良いですね」


片付けを手伝って、早めにアパートに帰ってお風呂に入って早寝。明日は偕楽園に行くからね。

お母さんと2人でって、すごく久しぶりだな。


次の日の朝9時頃、お隣にお邪魔してお母さんがご挨拶。

実母「今日はこちらに戻らずに帰ります。至らない所も多い娘ですが、今後もよろしくお願いします」

お母さん「それはこちらこそですよ、またお時間取れる時に遊びにいらしてくださいね、夏の偕楽園も気持ちの良い所ですから」

こんな感じでご挨拶して出発。


実母「お隣のご家族皆さんよい方ね、安心したわ」

私「うん、あのご家族じゃなかったら、泣きながら帰ってたかもね」

偕楽園は素敵な公園で、梅の花がとてもキレイで香りもステキだった。お母さんも楽しんでくれたみたい。この良さがわかるって、私も大人になったって事なのかな。

お母さんを駅まで送った別れ際

実母「体に気をつけて元気でね。お隣とは節度を持って、失礼の無いようにね」

私「うん」

実母「特にこうちゃんとは節度を忘れちゃダメよ、他所さまの大事なご子息なんだからね」

私「わかってるよ」

手遅れだけど。

実母「それじゃ行くね」

私「うん、お盆には帰るよ」

実母「じゃあね」

私、親不孝な娘だよね。


4月に入って仕事も落ち着いた頃、こうちゃんが高校入学。

その日は仕事だったけど、定時で上がってお隣にお邪魔したの。

私「入学おめでとうございます」

お母さん「ありがとう、入学式行ったけどみんな頭良さそうな子ばっかり、写真見る?」

私「見たいです!」

お母さんのスマホで写真見せてもらったの。制服似合ってる、カッコいい。入学式の看板の前の写真、転送してもらっちゃった。そこでこうちゃんが降りてきたの。

私「こうちゃん、入学おめでとう」

こうちゃん「ありがとう」

私「制服脱いじゃったんだ、見たいな~」

こうちゃん「え~」

お母さん「見せてあげなよ」

私「見たい見たい」

こうちゃん「しょうがないなあ」なんて言いながら部屋に戻ったの。

少しして制服のこうちゃんが降りて来て「どうかなあ」って。カッコいい。

私「カッコいいよ、ステキだよ」

こうちゃん照れてた。

お母さん「そろそろごはんの支度しようか」

私「じゃあ私、着替えて来ますね」


一緒に晩御飯の準備して、一緒に食べて。

お父さん「これからが大切だからな、みんなレベル高いんだから、サボってると置いてかれるぞ」

こうちゃん「もちろんわかってるよ、次は大学なんだから」

こうちゃん凄いな、私なんかそんなこと考えてなかったよ。

お父さん「良い大学出て、良い所に就職して、稼げるようにならないと、美佳ちゃんに逃げられちゃうぞ」

え~!お父さん、いつもストレート。

こうちゃん「もちろんわかってるって」

こうちゃん、普段お父さんとどんな話してるの?多分この時の私、顔真っ赤だったと思う。お父さんにどこまで話してるの?

でも嬉しいな、受け入れられてる感じがする。

ここにいてもいいんだって思える。気持ちが暖かくなる。

幸せ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ