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わたしのしあわせ  作者: mikataka
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111/287

わたしのしあわせ 111

リアシートの3人姉弟は、チコちゃんになめられてやっぱり大騒ぎ。

この前みたいにこうちゃんがリード付けて砂浜まで歩いて

こうちゃん「今日は誰からにする?」

樹神さん「私からで良いですか?」

こうちゃん「良いよ、気を付けてね」

砂浜に入ると走る走る、翔君もその後を追いかけてる、2人とも元気だよ。


鈴木さん「森田、あの女の子どうした?」

こうちゃん「ああ福田?断ったよ」

鈴木さん「まあそうなるよね、かわいそうだけど」

こうちゃん「月曜から気まずいなあ」

鈴木さん「しょうがないよ、森田は美佳さんしか眼中に無いんだから」

2人とチコちゃんが戻ってきた。

鈴木さん「今度は私!」

樹神さんと翔君、ハアハア言ってる。

私「楽しかった?」

樹神さん「はい!めっちゃかわいいですね!」

翔君「俺も持ちたいよ」

私「でもさすがに1人じゃ危ないんじゃない?」

こうちゃん「じゃあ俺と一緒に、歩く練習からやってみる?」

翔君「はい!お願いします!」

小さくても武道家って感じ、小学生なのにしっかりしてる。

鈴木さん、なかなか戻ってこない。

翔君「森田さんは上段なんですよね」

こうちゃん「うん、始めたばっかりだけどね」

翔君「かっこいい!」

こうちゃん「まだまだだよ」

やっと鈴木さんが帰ってきたよ。

チコちゃんに水を飲ませて、こうちゃんがついて翔君がリード。

樹神さん「美佳さんって、森田さんの彼女さんなんですよね」

私「そうだよ」

樹神さん「いいなあ~私も森田さんみたいな彼氏欲しい」

鈴木さん「姉を差し置いてなにを言う」

樹神さん「だって森田さんかっこいいじゃん、イケメンだし背も高いし、いいな~」

私は内心自慢でしかたないよ。

鈴木さん「でも美佳さん、あいつけっこうモテるみたいだから気を付けないと、また告白する子いるかもですよ」

私「そこはまあ、信じてるから」

鈴木さん「美佳さんかわいいしな~、森田が理想の女性だって言ってたし、そこは心配ないかな」

私「それってまさか、みんなに言ってないよね」

鈴木さん「みんなの前で言ってましたよ、森田がそんなだからうちの美女と野獣があれだけオープンなんですよ」

私「さすがに恥ずかしいんだけど」

鈴木さん「夫婦喧嘩は後でゆっくりやって下さいね」

樹神さん「森田さんってやっぱりモテるんだ」

鈴木さん「その森田さんは、この美佳さんと婚約してるからね」

樹神さん「いいな~」

いやいや、オープン過ぎだよ。


こうちゃん達が戻ってきてロングリード持って行ったよ、翔君が走るのに使うって。

こうちゃん「俺がこっち持ってるから、引っ張られて危なくなったら放して良いからね」

翔君「はい」

翔君がリード持って走り始めたの、一度転んで放しちゃったけど、こうちゃんがロング持ってるから安心。こうちゃんが翔君に駆け寄ったの。

鈴木さん「森田って面倒見良いですよね」

私「うん、辻君が入る時も、事前に先生に話しておいたみたいだよ」

鈴木さん「おかげで貴志もすんなり入ってこれたし、うちの男子どもって何気にみんな男前ですよ」

私「鈴木さんは告白しないの?」

鈴木さん「真面目な話、今の関係が壊れたら嫌だなって、従弟だから付き合いは一生だし」

樹神さん「それって健一兄ちゃんの事?」

鈴木さん「言うなよ」

樹神さん「わかってるって、みんな知ってるけど」

鈴木さん「なんで!?」

樹神さん「見てればわかるって」

鈴木さん「じゃあ健一さんにもバレてるの?あ~!」

かわいい、かわい過ぎる。


2人がやっと帰ってきたよ。

私「翔君、楽しかった?」

翔君「はい!楽しいです!森田さん、ありがとうございました!」

こうちゃん「また遊びたくなったら来なよ、また補助するからさ」

翔君「はい!お願いします!」

ハッキハキしてて気持ちいいよ。

私「それじゃ帰ろうか、コーヒー飲んでく?」

鈴木さん「いいですか?お願いします」

ほんと良い子達だよ、この姉弟。


帰りのクルマでもリアシートの3姉弟は、顔をなめられながら大騒ぎ。

家に着くとこうちゃんはチコちゃんのブラッシング、そして足を拭いて家の中へ。

樹神さんと翔君はチコちゃんにべったり、私はコーヒーの準備。

目の前で豆を挽いてると、翔君がじっと見てたの。

私「やってみる?」

翔君「はい」

ミルを押さえながらハンドルを持たせて、手を添えてゆっくり回してあげたの。

私「こうやってゆっくり回すの、早く回すと苦くなっちゃうんだよ」

次に同じ様に樹神さんにもやらせてあげて、豆が挽きおわるとフィルターに入れて蒸らし。

いい香りが広がったよ。

そうやって淹れたコーヒーをみんなで飲んだの。

樹神さんと翔君も美味しいって。

鈴木さん「やっぱり美佳さんのコーヒーだと美味しいんですよね、何が違うんだろ」

私「豆の種類も有るし、挽いてある豆だと開封すると酸化が始まるから、それで苦くなるのかもね」

鈴木さん「このミルって高いんですか?」

私「物によるよ、安いのも有るから興味が有れば・・そうだ、ちょっと待ってね」

この前アパートの整理してて見つけたのが有ったよ、これの前に使ってたのが。

私「これね前に使ってたミル、挽く細かさが調整出来ないタイプなんだけど、試しに使うなら十分使えるよ、持っていく?」

鈴木さん「良いんですか?」

私「良いよもう使ってないし、これで練習して、もっと良いのが欲しくなったら買えば」

鈴木さん「ありがとうございます、帰ったら早速やってみます」

苦みの少ない豆を少し袋に入れて、それも持たせてあげたの。

それから3人を家まで送ってあげたの。



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