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わたしのしあわせ  作者: mikataka
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110/287

わたしのしあわせ 110

数日たって土曜日。

部活に行くと佐藤さんが寄ってきて

佐藤さん「美佳さん、知らせておきたい事が有るんですよ」

私「なに?」

佐藤さん「あそこにいる女の子なんですけど」

道場の入口の近くに、かなりキレイな女の子が立ってる。

髪は少だけ茶色っぽい髪色のロングで、顔立ちもシャープな美人さん、モデルみたいな体型で出るべき所はちゃんと出てる感じ。

私「あの子?キレイな女の子だね」

佐藤さん「森田から聞いてるかわからないけど、あの子森田の事好きらしいんですよ、月曜日から毎日来てます」

そうか、あの子か。

私「一応聞いてるよ、毎日来てるのは知らなかったけど」

佐藤さん「森田に聞いたらその気は無いって言ってましたけど、ああやって毎日来てますから美佳さんには知らせた方が良いかなって」

私「うんわかった、ありがとうね」


こうちゃんが来た。

私「あの子?」

こうちゃん「うん」

私「どうするの?」

こうちゃん「昨日彼女いるからって言ったんだよ、でも今日も来ちゃったね、学校休みなのに」

私「そっか」

こうちゃん「後で美佳ちゃんを紹介するよ、俺の彼女だって」

私「それで良いの?」

こうちゃん「傷付けるかもしれないけど、そうするしかないでしょ」

私「わかった、そうかもね」


鈴木さんが来て

鈴木さん「美佳さん、うちも犬飼うかもしれないんですよ」

私「そうなの?」

鈴木さん「あれから毎日犬の話してたらお父さん達も欲しくなって来たみたいで、今考え中です」

私「お~、やっぱりバーニーズ?」

鈴木さん「それはまだわからないです」

私「飼えるといいね」

鈴木さん「それでなんですけど、私の妹がチコちゃんに会いたがってるんですよ、後で連れて行っても良いですか?」

私「私の家じゃないからなあ、でも大丈夫だと思うよ、お母さんに言っておくね」

鈴木さん「お願いします」

私「妹さんっていくつなの?」

鈴木さん「今中1です」

私「わかった、それじゃお母さんに話しとくね」


部活が終わったけど、あの子まだいるの。

剣道部の子達は私とこうちゃんの事知ってるから歓迎はされてない感じ、誰も話しかけない。

着替えたこうちゃんがその子に近付いて何か話してる、その子はちょっと悲しそう。

こうちゃんが私に手招きしたの。

こうちゃん「この人が俺の彼女、福田の気持ちは嬉しいし大事な友達だけど、彼氏になる事は出来ない、ごめん」

福田さんって言うのか。胸の前で自分の手を握って下向いて、今にも泣きそうな顔してる。

福田さん「わかった、困らせたよね、ごめん」

早足で行っちゃった。

これで解決すれば良いんだけど。

私「十分優しい断り方だと思うよ」

こうちゃん「泣かせちゃったかな」

私「しょうがないよ」

あの時、私もこんな断り方してもらえてたら・・・


帰り道で鈴木さんが妹さん連れてくる事を言ったの。

私「飼うかもしれなくて、今考え中なんだって」

こうちゃん「それで見にくるの?」

私「そうみたいだよ」


帰ってお母さんに

私「鈴木さんの妹さんがチコちゃんに会いたがってるそうで、後で来たいって言ってました、大丈夫ですか?」

お母さん「かまわないでしょ、その子も空手やってるの?」

私「あ~聞いて無いです、来たら聞いてみますね」


お昼食べてからお庭でチコちゃんブラッシング。チコちゃんに会いにくるなら、キレイにしてあげなきゃね。


1時半頃、鈴木さんが妹さんともう1人連れて来たよ。

鈴木さん「こんにちは、これが妹の樹神(こだま)と弟のかけるです」

樹神さん「はじめまして、樹神です」

翔君「翔です」

そこにチコちゃんがお出迎え。

樹神さん「お~、おっきい」って言いながら、ちょっとだけ後ずさり。

私「チコ、おすわり」

チコちゃん素直におすわり。

樹神さん「おりこうさんですね」

私「うん、おりこうさんだよ、どうぞ上がって」

2人ともお父さん達に「おじゃまします」って元気に挨拶。

私「樹神さんと翔君も空手やってるの?」

樹神さん「はい、空手と剣道やってます」

お母さん「さすがね、ハキハキしてて気持ちいいね」

鈴木さん「ありがとうございます」

樹神さん「さわって良いですか?」

こうちゃん「大丈夫だよ、チコおすわり」

チコちゃんおすわり。

こうちゃん「こうやって目線を合わせて、手のひらを見せてごらん」

樹神さんがその通りにすると、チコちゃん手の匂いを嗅いでからペロッ。

樹神さん「お~」

こうちゃん「翔君もやってごらん」

翔君の手もペロっ。

こうちゃん「そしたらこうやって、首の横を撫でてみな」

その通りにすると、チコちゃん気持ちよさそうにしてる。

私「お見合い成功みたいね、小さい頃から身体中触れるようにならしてるから、この感じなら抱きついても大丈夫じゃないかな?」

樹神さん、早速抱きついて「気持ちいい!」って。

鈴木さん「かわいいでしょ、一緒に走ったら楽しいんだよ」

樹神さん「走りたい!」

お母さん「さすがアスリートね、海行ってくれば?チコも喜ぶし」

私「どうする?行く?」

樹神さん「行きたいです!」

こうちゃん「それじゃ準備するよ」



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