わたしのしあわせ 100
私「こうちゃんのおばあちゃんって、すごく優しい人だね」
こうちゃん「うん、特に俺には優しいけど、誰にでも優しい人だよ」
私「そっか、こうちゃんは唯一の孫だもんね、そりゃかわいいよ」
こうちゃん「そうだね、正幸おじさんも裕子おばちゃんもかわいがってくれてるよ。でも裕子おばちゃんがバツイチなのは知ってたけど、事情は初めて知ったよ」
私「嫁姑問題ってたまに聞く事だけど裕子さんは苦労したんだね、だから余計に今は幸せなんじゃないかな」
こうちゃん「正幸おじさんは裕子おばちゃんの事大好きだから、絶対に浮気しないだろうしね」
私「お母さんも優しいし、おばあちゃんも優しいし、私同居でも楽しくできそう」
こうちゃん「でも最初くらいは2人がいいなあ」
私「2人なら、いつでもイチャイチャ出来るしね」
こうちゃんの学校にはちょっと変わった行事が有るらしいの、その名も「歩く会」なんかすごくハードなんだって。
こうちゃん「俺も初めてだけど、先輩の話だとめちゃくちゃハードだって」
私「そうなの?」
こうちゃん「2日間かけて70キロ歩くって、1日目は夜中まで、2日目は早朝からひたすら歩くって」
私「70キロってすごく無い?」
こうちゃん「想像つかない。俺達はまだ良いんだけど、マネージャーの2人がどうかなあ」
私「そっかあ、歩くのはクラスごとなの?」
こうちゃん「1日目はね、2日目は自由だって」
私「確かにマネージャーの2人は心配だねえ」
こうちゃん「なんか70年も続いてる行事だって、しかも雨天決行」
私「うわ~」
こうちゃん「やだな~」
学校行事だし、平日で仕事だし、見送る以外出来ないんだよね。
土曜日、部活の見学兼マネージャーのお手伝い。下は先週買ったジャージ着て行ったの、上は白いポロシャツ、頭はローポニー。
私「今度歩く会ってやるんだって?」
佐藤さん「そうなんですよ、先輩の話だとめっちゃキツイらしくて、めっちゃやだ~」
私「これはもう、頑張ってとしか言えないよ」
山本さん「ですよね、みんなはともかく私最後まで出来るかなあ」
私「そうだよね、辻君は大丈夫?」
辻君「頑張りますとしか言えないですよ」
私「だよね~」
稽古が終わって、その日は予定も無いから解散、こうちゃんと帰ってお昼ごはん。
私「アパートの荷物、少しづつでも片付けようと思うんだけど手伝ってくれるかなあ」
こうちゃん「いいよ、何やればいい?」
私「うん、まず本を減らそうと思うの、とっておくのと要らないの分けて、要らないのは売ろうかなって。それと服、そろそろ秋冬物を持ってきた方がいいかなって。それと着ないのは処分かな」
こうちゃん「それじゃ本から?」
私「そうだね、本棚3つ分有るから半分位にはしないと持って来れないよね」
こうちゃん「わかった、これからやる?」
私「いい?」
こうちゃん「いいよ、行こうか」
あらためて見るとけっこう有るな、ほとんど小説だけど、こうちゃんの子供の頃の本も有るよ。
こうちゃん「なんか懐かしいのも有るね」
私「小さかったこうちゃんが読めそうな本も買ってたからね」
こうちゃん「よし、始めようか」
少なくしなきゃいけないから、かなり厳選して減らしたよ。とっておく本を棚に戻して処分するのを床に積んだら、本棚1つ分まで減らせたの。
ヒモでまとめてクルマにのせて、近所の買い取り店に行ったの。
査定を待ってる間に、こうちゃんがマンガの全巻セットを見てたの。
私「それなあに?」
こうちゃん「うん、古いマンガらしいんだけど剣道のマンガだね、主人公が上段みたい」
私「私買おうかなあ」
こうちゃん「美佳ちゃんが買うの?」
私「私が買えば、こうちゃんも読めるでしょ?」
こうちゃん「そっかあ」
私「私も興味有るし」
買ってしまったよ。
全部カバー付けて丁寧に読んでたけど、あんまり高くは売れない物だね。
こうちゃんに手伝ってもらわなかったらけっこう大変だったな。
私「明日は服かな、山本さんなら着れそうだから声かけてみようかなあ」
こうちゃん「あの短いのは?」
私「もう着ないかなあ、着れそうなの山本さんだけだけど短か過ぎるからどうしよう」
こうちゃん「2人の時に着るのは?」
私「こうちゃんスケベ」
こうちゃん「いいじゃんたまには」
私「それじゃあれはとっておくよ」
アパートに戻って本棚を1つ運ぶ事にしたの。前にこうちゃんが運んでくれたのが一番新しいからそれを運んで、それに本を並べたら少しだけど入り切らない、今日マンガ買っちゃったからね。置くスペースは有ったから、もう1つ持ってきて並べたの。
買ってきた剣道のマンガも並べて、本の整理は終わり。
私「こうちゃんありがとう、私1人じゃ出来なかったよ」
こうちゃん「服はどうする?今日少しやっとく?」
私「そうだね、選別だけでも始めようかな」
こうちゃん「手伝う事有る?」
私「う~ん、無いかな」
こうちゃん「さっきのマンガ読んでいい?」
私「いいよ、じゃあ私は向こうにいるから」




