表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一日一転 =日替わり転生生活=  作者: 青依 瑞雨
一日一転 =日替わり転生生活= 本編
214/253

南の守護草

「ふっふっふ~ん♪ふっふっふ~ん♪」

 私は上機嫌で、果実【チャヌピ】を頬張っていた。

 いやはや、一個30万ほどの果物をこんなに食べられる人ってなかなかいないんじゃないだろうか?

「美味し~い!」

 夢中で啜り、平らげる。

 なんだかんだで10個以上食べてしまっていた。

「母様の喜ぶ顔が見れて嬉しいです、姉様あじさい

「同じ気持ちです、妹様ひまわり

 私の様子をニコニコした笑顔で見つめるのは、双子の姉妹だ。

 彼女達の名前は、姉が【紫陽花あじさい】、妹が【向日葵ひまわり】と言い、私が名付け親である。

 彼女達は、私が遙か昔に【自己強化再生】の魔法を掛けた植物【チャヌ】が意思を持ったもので、なんと【サルト】へ投げ飛ばされてからも成長を続けていたのだった。

 そして、それに目を付けた【木草樹】が強制進化させた後に、状態を安定させた。

 その結果、生まれたのが植物の人間版みたいな彼女達だったのだ。

 彼女達の見た目は、一見すると髪の長い幼女である。

 だが、その髪は全て蔓でできており、万能回復アイテム【チャヌピ】を実らせることが出来るのだ。

 私自身も【チャヌピ】の効果を知ったのはつい最近だが、あの果物はHPを全回復させる効果があるらしい。

 HPを全回復する効果を持つ実をつける植物に【自己強化再生】を掛けたせいなのか、この双子には驚異的な再生能力がある。

 簡単に言うと、植物版プラナリアくらいの強力なやつだ。

 ……お気づきかもしれないが、彼女達は初めから双子のわけでは無かった。

 ぶっちゃけると、彼女達は2つに裂かれるたびに増える。

 それこそ、プラナリアと同じように、避けた部分が再生して別個体として動き出すのだ。

 その昔、彼女が南の守護の座を賭けて戦った時に、当時南を守護していた蟹の化物に上下に切り裂かれた。

 その時に誕生したのが、向日葵である。

 彼女は、同一個体から生まれたのに瞳の色だけが何故か違っていた。

 紫色の瞳を持つ姉に対して、向日葵は黄色の瞳を持っていた。

 パッと見同じ姿形をしているが、唯一瞳の色が違う姉妹。

 私は、その色で彼女達を見分けていた。

「母様、今日はどれほど実をお持ちになりますか?」

「私達、頑張って再生しますよ?」

 どこかの巨大な蛾を崇める姉妹のように、2人して同じような仕草をして聞いてくる。

「あー、じゃあ30個ほど頼めるかな?」

「はい、分かりました母様」

「はい、了解しました母様」

 確かに彼女達に意思を持たせるきっかけになったのは私なのだが、この母様呼びはいつまで経っても慣れないなぁ……。

 実は、彼女達の果実は、私の大事な収入源だったりする……。

 こうして【サルト】で知り合って、色々な縁として繋がっていくとは……。

「魂生って分からないもんだねぇ~」

 【チャヌピ】を生成していく姉妹の様子を見ながら、出会った時のことを思い出した。

 風邪をひいてしまい体調が悪いため、ここまでしか書き上げられませんでした。

 毎日更新を楽しみにしてくださっている方、申し訳ございません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ