死
遅くなりました。第三話です。
「何処、ここ。」私は目が覚めた。
グラウンドにいた。でもうちの学校じゃない。校舎の真ん中に、大きなモニターがあった。「おいおい、なんだよこれ。」そう言ったのは安藤、肥満体型の男だ。気に入らない。こいつはいつも私の事をもやしだなんだ言ってバカにしてくる。こっちの事情も知らないで。
「何がどうなってるんだ。」「さあ。」この二人は萩野と美桜。私の友達。萩野はこんな私にも優しくしてくれる。美桜は私といつも遊んでくれた。
「皆起きましたねー」突然モニターが起動した。モニターに気味の悪い人形が映った。「ルールを説明するよー、まずこのゲームはだるまさんが転んだ、さっきバトルをやったんだけどこれ見てねー」モニターが映り変わる。後藤と萩と斎藤だ。音声は聞こえない。でも2人が化け物に襲われるのが見えた。首がちぎれる。腹を貫かれる。吐き気がする。安藤は吐いていた。映像が終わった。斎藤だけ生き残った。「おい、なんだよこれ!」萩野がそう言うと、モニターが戻って、「実際の映像だよ!」「さっきも言ったけど今から皆がやるゲームはだるまさんが転んだ。ルールは動いたら脱落。誰か1人でもクリアできたらゲームは終了。で、ここからが特別ルール!まずクリアした人は死ぬよ!そしてクリアしたら脱落した人は復活するよ!時間は無制限!」
私だ。私が死ぬべきだ。皆を助けるために…
「おい!それじゃクリアしたら死ぬってことになるのかよ!」「そうですよー無制限の時間で脱落した人も生き残れる素晴らしいルールでしよー。」
安藤がまた何か言う前に、人形が、「じゃ、ゲームスタート!まずあそこが安全地帯だからあそこがスタート地点だよ!10秒で行ってね!」
カウントダウンが始まる。私達は直ぐに走って安全地帯を目指す。後ろを向くと、安藤が転んでいた。私は何とかスタート地点に辿り着いた。その後すぐカウントダウンが終わった。「安藤!脱落!」その瞬間に安藤は動かなくなった。「じゃー!始めます!だーるーまーさーんーがーこーろーんーだ!」「皆、動かなきゃ終わんないよ!」「私が行く。」私は言った。「でも…」「良いの…これ、見て…」私は傷を見せる。「その傷は…」「家族に…だから私はもういいのよ!死んでいいの!皆は生きて、お願い!」私はそれだけ言って走り出した。「だーるーまーさーんーがーこーろんーだ!」
ペースは変わらない。私は止まる。またあいつが言う。私はまた走る。簡単だ。簡単なゲームだ。私が行けばいいだけ。2人には幸せになってほしい。直ぐにゴール近くになった。私はまだ走った。ゴールに着いた。「ゲームクリアー!」「皆には幸せになってほしいの。」私はそう言って後ろを向く。安藤が立ち上がった。脱落した人は生き残れるのだ。正直安藤はどうでもよかった。私は2人を見る。2人は撃たれていた。どうして。どうしてどうしてどうして…私はそう思いながら意識を失った。永遠に…
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