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第15話 : イスカンの神官、あるいは捕らえられた星

前回、父親の心に

一つの言葉が刻まれていました。


『不完全』。


今回は——イタンが木から落ちた日の記憶。

そして、白い空間での

不思議な出会いの続きです。

暗い物思いをリリアナの叫びが打ち破った。砂の道の方から聞こえた。


「お母さん! お父さん! 神官を連れてきたよ!」


その方向を見た。少女は小さな脚の全力で走っていた。すぐ後ろに体格の良い若い青年がついていた。その距離からでも父親はすぐにわかった——白い法衣に太く織られた赤い縁取り——イスカンの神官の特徴的な装束。しばらくして二人は揃っていた。ひどく息を切らせながら。


「イスカンに栄光あれ」


と若い聖職者は膝に両手をついてあえぎながら言った。


「イスカンに栄光あれ」


と両親がほぼ同時に答えた。


「この哀れな少年に何が起きたのですか?」


と神官が急ぎながらイタンの傍らにひざまずいて尋ねた。


「一番高いところから木から落ちたんです」


と父が答えた。


神殿の使者を見て、肩から気づいてさえいなかった重みが消えていった。


若い男はイタンの汗ばんだ額に広げた手を当てて、古代の言葉で言葉を囁き始めた。その言葉は鋭く喉の奥から出るもので、日常の方言とはまったく異なっていた。熱烈な祈りが強まるにつれ、イタンの皮膚の細かい傷と焼けるような擦り傷が、まるで時間が彼らにとってだけ逆戻りするかのように、一瞬で白くなって癒え始めた。


終わると、脚の応急処置に手を伸ばした。血の滲んだ布と酒を染み込ませた切れ端をゆっくりと取り外した。下から現れた光景が、両親の心に芽生えた安堵を残酷に打ち砕いた。白く折れた骨がまだ裂けた皮膚から突き出ていた。魔法は完全には効かなかった。


「ひどい骨折だ」


と聖職者は眉をひそめながら声に出して言った。


「大丈夫なんでしょうか?」


と高まるパニックで母が尋ねた。


「もちろんですとも、姉妹よ」


と穏やかな、安心させる声で答えた。


それから少年の上に低く身を屈めて、より大きな声でもう一つの祈りを唱えながら、両手で血まみれの足を掴み、突き出た骨を筋肉の下へ残酷な力で押し込んだ。ぞっとするような音が聞こえた。突き出た脛骨の欠片がついに所定の位置に収まり、裂けた皮膚はすぐに塞がった。つい先ほど血が噴き出していた場所に、分厚いピンク色の傷跡だけが残った。


「傷跡は永久に残ります」


と神官は疲れた目を両親に向けながら言った。


「時間が経てば薄くなりますが、完全には消えません」


母は口に手を当てた。目から純粋な安堵の涙がついに流れた。父は長く震える息を吐き出してから、すぐに腰の皮の財布に手を伸ばした。


「ご足労の代金です、神官様」


と銅貨を何枚か差し出した。


「結構です。偉大なるイスカンが私にこの賜物を与えてくださったのは、仕えるためであって、弱き者の苦難で稼ぐためではありません」


「どうかお取りください。せめて神殿への支援として」


と父は神官の手を閉じながら強く言った。


「イスカンに栄光あれ」


と若者は丁寧に頭を下げながら静かに言った。


その間に父は、新たに治った足を傷つけないよう注意しながら、まだ意識のない息子を優しく抱き上げ、ゆっくりと家に向かって歩き始めた。


「ありがとう……心からありがとうございます」


と母は神官の手を感謝とともに握りながら囁いた。


「ここにいます。イスカンが私たちすべてを見守りますように」


若い神官は軽く頭を傾けた。仕事に戻る時だという明確な合図だった。


「リリアナ、イドゥンを送っていきなさい」


と父は丁寧にそのジェスチャーを理解しながら言った。


少女が頷いた。若い神官がもう一度お辞儀をして、リリアナと砂の道に向かって歩き出した。彼の白い法衣が目から完全に消えるまで、門まで送り届けながらずっとお礼を言い、手を振り続けた。


頬の下の日に焼けた板のざらざらした感触を感じながら目が覚めた。木から落ちる夢がまだ頭の中で渦巻いていた——切り刻まれ、不安なほどリアルで、普通の熱っぽい幻覚ではなく、本物の、手で触れられる記憶のようだった。


そしてある考えが打ちのめした。


『前にこれを見たことがある』


地球にいた頃、ずっと昔に同じ夢を見た。その時は無視してすぐに忘れてしまった記憶が、今では……予言だったことがわかった? まさに始まったばかりの人生のこだまだったのか? その考えが頭から離れなかった。


また檻の中にいた。太陽が容赦なく照りつけ、きしむ車輪の単調さが同時に眠気と苛立ちを引き起こした。荷馬車の傍らに護衛騎馬が走っていた。まだらな武装の傭兵の寄せ集め——重い板金を着ている者もいれば、すり切れた皮を着ている者もいて、それぞれ独自の残酷なスタイルだった。


しかし注意を引いたのは先頭を走る主要な荷馬車だった。というより、その中に座っている人物が。日に焼けた顔と尖った顎鬚を持つ低い男が、脇に斜めに傾けたヴェネツィア商人のような、馬鹿げた紫の鷲の羽根飾りつきの帽子をかぶっていた。右目のモノクルが陽光に輝いていた。しわだらけの顔は永遠の冷たい計算の状態に見えた——風景のあらゆる要素をすぐに金銭的な利益に換算しているかのように。


これが彼のはずだ。アビル。この陰鬱な隊商の長で、自らを気取って「顧客の需要に応える供給者」と呼んでいる男。


部下に何か命令するために立ち上がった一瞬、相沢は残りの派手な衣装を見た——紫のベスト、金の糸で縁取られたふんわりした袖の白いシャツ、さらにはピンクのストライプ入りの紫のズボン、高い革ひも靴に押し込まれた。


荷馬車がガクンと止まった。夕暮れが近づき、隊商が夜のために野営を張っていた。


さびた格子越しに相沢はその光景を観察した。自分の運命と攻撃者たちの運命のコントラストが残酷なほど明確だった。自分は強化された床と太陽から辛うじて守る穴だらけの屋根を持つキャスター付きの檻——家畜の荷馬車——に横たわっていた。野営地の真ん中には、傭兵に厳重に囲まれたアビルの馬車があった。


精巧な装飾が施された黒い優雅な馬車。消えていく光の中でも高価なニスが光り輝いていた。下僕がドアを開けた一瞬に目に入った血のように赤いベルベット張りの内装が、文字通り贅沢を叫んでいた。


その残酷さを理解したのは、以前の短い休憩の時、護衛たちが旅の辛さに耐えられなかった女性の体を何の感情もなく荷馬車から放り出した時だった。アビルは彼女を見ることさえしなかった。損失はコストとして計算済みだった。


だからこそ最後の集落を通り過ぎた時、地元の人々の恐れた囁きが聞こえた。「死の隊商」。彼らを恐れていたのはその見た目だけでなく、誰かが突然拉致されて、死者の補充として在庫を補う可能性も恐れてのことだった。


相沢は動かなかった。体がまだひどく痛み、意識がないふりをするのが最も安全な戦略だった。ただ横たわって観察するしかなかった。同囚たちの抑えた会話が聞こえたが、彼らの言葉は彼にとって未知の、喉の奥から出るざわめきに過ぎなかった。ここでは完全にひとりだった。


地平線に視線を向けた。格子越しに、太陽がぎざぎざした木立の稜線の向こうへゆっくりと溶け込み、空に最後の血のような光を放っているのが見えた。その時、再びそれを感じた。胸の温もり。ただの普通の温もりではなかった。内なるエネルギーの微妙な振動で、体全体に広がり、一瞬だけ痛みを和らげ、潜んでいる力の約束をほんの一瞬もたらした。


その夜、夢が白の中心へと彼を投げ込んだ。


上も下もない無限の無音の虚空で、空間そのものが内なる光で輝いているようだった。その虚無の真ん中に彼が立っていた。


ガラスでできた人間。


完全に透明で中が空洞だったが、一つの興味深い例外があった。心臓があるべき場所に、乳白色の煙の小さな雲が漂っていた。近づくと、その比率が奇妙に見覚えがあった——少年らしいもの。その姿を一周してみた。自分と同じ背丈だった。


『イタンの背丈だろうか?』


と思った。


『この場所では境界がぼやけ始めている』


その姿はショーウィンドウのマネキンに似ていた——具体的なアイデンティティを与えられるのを待つ没個性な形。しかしマネキンではなかった。まったく別のものだった。存在全体でそれを感じた。慎重に手を伸ばした。指が滑らかで不自然に冷たい表面に触れた。ガラス。


その時、乳白色の雲の中心で何かが瞬いた。触れた瞬間に文字通り生きていた小さな光の火花。ガラスの胸の上で指を動かすと、まるで小さな囚われた星のように、ガラスの形の内側を流れてついてきた。


素早く手を引っ込めた。火花はすぐに消えた。濃い煙の中に消えていった。


興味をそそられて、もう一度ガラスに触れた。光が戻ってきた。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


ガラスに触れると——光が灯る。

手を離すと——消えていく。


その小さな星は、一体何者なのでしょうか?


※お知らせ※

4月からは週3回更新予定です。

次の話は4月4日(土)に公開します。

毎週月曜日・水曜日・土曜日、20:20更新です。

引き続き応援よろしくお願いします!


次の話でまたお会いしましょう。

— Tuttimi

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